見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2007/02/06

いとしのエリーが市長選に出馬か?





サザンの桑田のファンでなくとも「いとしのエリー」は知っています。
会社の同僚のウエディングパーティではその曲でカップルが登場しました。そのカップルは当時かわいかった花嫁がそのうち通帳を持って仕事に行くようになり、破局となりました。
「いとしのエリー」のエリーとは、桑田が慕っている実の姉で、アメリカに行ってしまう大好きなお姉ちゃんにもう会えないとなってこの歌になったんだそうです。
そのエリー姉ちゃんが茅ヶ崎の市長選に出るかもしれないんです。
彼女は、一昨年、ここ湘南では市民活動家として有名になりました。茅ヶ崎のヘッドランドにあるフィッシュセンター跡地に高層マンション計画が持ち上がり、これをゼロにするのに尽力した浜景観づくり推進会議の代表として地元紙に登場したのです。隣の平塚市でも海へのシンボル軸として行政が景観をまもる地区として位置づけている海側のくろマツ林に囲まれた病院跡地に16階という高層マンション計画が突如持ち上がり、市民を巻き込み景観を守る運動が展開されました。ここの場合はゼロとはいかずに10階の一部高層棟を含む300戸を超える規模のマンションができあがってしまいました。市長は一度だけ幹事会社東京建物に出向きました。そのあと15階から動かなかったのが10階に下がり、行政担当者は勝ち誇った笑顔で記者会見と、反対住民の代表との会見に臨みました。10階になったとはいえ、市はくろマツのあいだから建物が見え隠れする高さ、22.5メートル(約7階)がふさわしいとして指導を続けてきたのですから満足してしまってはおかしいんです。
でも市のお墨付きをもらった事業者からはいっさい譲歩は導き出せませんでした。
はじめてこういう問題に直面し、市民運動なるものを体験したわけですが、いろんなことがわかるものなんですね。そのときに市議だから知り得る情報を惜しみなく提供してくれた女性議員がいました。彼女は二期目に挑戦(今度の市議選)します。それでいまはその応援でヴォランティアしています。
マンションのほうは第二期工期へと進み、来年4月まで苦難が続きます。つくづく法律がじゃまをしているんだなと実感します。日影問題でも、冬至に2時間日照があれば建物は建てられます。でもどうです?冬の4時は薄暗くありませんか?受忍限度内にあると事業者は言います。市民の感覚ではとても許せませんよね。人間の感性のほうがよほど正しいことがあるんです。
企業のコンプライアンスとは、日本では法令遵守となっていますが。本来の意味はラテン語の「素直に応じる。要求に応える」ことなんです。「社会的要請への適応」であると、コンプライアンスの専門家、桐蔭横浜大学教授は言っています。

上の写真は、最初のは大正時代からここにあり、ひとびとの心を和ませてきた桜の木の写真を活用した高層マンション反対運動のポスターです。この桜が伐られたとき、旧病院のドクター、看護士さんたちがいっせいに外に出てきて、まるでお葬式のように見送りました。次のもポスター。いろいろポスターを作りました。