見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2007/03/19

カストロとマルケスはレシピを教えあう仲


「百年の孤独」や「予告された殺人の記録」や「戒厳令下チリ潜入記」などでよく知られるノーベル賞作家ガルシア・マルケス(カストロと同い年の80歳)が、今月キューバに行った際にカストロ議長を見舞ったそうです。
二人は59年の革命当時から親交があって、ガルシア・マルケスは陰ながらカストロを支援していたそうなんです。
彼が今月8日にキューバに入国した理由は、コロンビア政府と同国の左翼ゲリラ、ELN民族解放軍の和平交渉を支援しているからなんです。ELNはコロンビア第2の左翼ゲリラで親キューバ系、約4000人の兵力を保持しています。3月初めから、ハバナで5回目の和平交渉に入ったところです。コロンビア政府高官によると、3月末までに和平に向けた基本合意を達成できる可能性があるということです。
以下、ガルシア・マルケスのWHO'S WHO:

1928年コロンビア、カリブ海沿岸地方のアラカタカで生まれる。ボゴタ大学法学部中退後、新聞記者、脚本家などを経て、1955年に処女作「落葉」を発表。1967年の「百年の孤独」は世界中にセンセーションを巻き起こし、1982年ノーベル文学賞を授賞。その他の代表作は「大佐に手紙は来ない」、「予告された殺人の記録」、「戒厳令下チリ潜入記」など。彼の作品は、その後のラテンアメリカ芸術に大きな影響を与え続けている。
革命後のキューバ政府の報道機関「プレンサ・ラティーナ」のニューヨーク特派員として活躍した時期もあり、カストロとは現在も「料理のレシピを教えあい、いっしょに闘牛を見に行ったりする仲」といわれている。本人は否定しているが、若いころには共産党員だったという説もある左派。
「キューバがなかったら、南端パタゴニアまでアメリカになっていただろう」
「アメリカとはアメリカ大陸全体のことであって、合衆国だけをアメリカと呼ぶのは我慢できない」などの発言もある。
コロンビアでは作家として、また左翼的な人物としても大きな影響を持ち、誘拐犯が人質開放の条件として「ガルシア・マルケスをコロンビアの大統領にすること」を提示した事件もあったとか。だが、彼は「左翼的イデオロギー」に凝り固まってはいない。ゲリラの指揮官と対話を進める一方、クリントン大統領とも食事を共にし、コロンビア軍幹部とも会談する。
「わたしがさまざまな形の権力者に強く引かれるのは、文学上の理由ではない。ほとんど人類学的な興味からだ。」

写真は、これ洋菓子なんです。あんまりかっこいいから載せちゃいました。
「メタリックなジオメトリック・ガトー、チョコレートムースとココのモザイク」とあります。フレンチなので間違っていたらごめんなさい。
昔、友人が「キュール」という料理を創作するのとそれを食べるイベントなどをやる新種のスタイル集団を組んでいて、そのキュールの洋菓子もすごくアートしていてドキドキするものでした。確か「爆発する肉」といったタイトルの料理もありました。彼らのエスニック料理本は一歩も二歩も先をいってました。