見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/05/02

グアンタナモ6周年 拷問モデル完成



◇カメラマンがグアンタナモから釈放される
アルジャジーラTV局のカメラマンがグアンタナモ湾での米国の拘留から釈放されたとアルジャジーラ放送は伝える。
サミ・アル=ハジは 6年以上におよび米国に収監されていた。彼は2001年アフガニスタンで拘留された。
彼はいま故国スーダンに戻っているとアルジャジーラは伝える。
「私たちは待望で盛り上がった興奮状態におり、喜びに感極まっている」とアルジャジーラのアラブ向け放送の常務取締役Wadah Khanfarは述べた。
米国の直接のコメントはなかった。
不特定の筋のことばを引用して、ハジ氏がグアンタナモから釈放され、スーダン行きの飛行機に乗ったと告げた。
彼はまもなくスーダンの首都ハルトゥームに到着すると思われるとアルジャジーラ放送は言った。
2001年12月、アフガンに接するパキスタン軍によって逮捕されたのちに米軍に引き渡されたとき、ハジ氏はアルジャジーラのカメラマンとして職務を遂行していた。
当時38歳だったサミ・アル=ハジは民兵組織との結びつきで訴えられたが告訴はされなかった。
彼が1990年代にボスニアとチェチェンでモスリム戦闘員への資金提供にかかわり合ったと米軍は申し立てた。
2007年はじめにハジ氏はハンガーストライキを開始した。彼は折に触れて幾度か強制的に食べ物を流し込まれたと彼の弁護士が言った。
彼に対する申し立てを彼は否定し、告発は政治的に誘導されているとアルジャジーラでの彼の雇い主は述べる。
(BBC NEWS 1 May 2008)

◇グアンタナモ米軍基地 テロ容疑者収容開始から6年目
米国がキューバのグアンタナモ基地に、「テロとの戦い」と称するもので捕らえた人びとを違法に拘束し始めたのは、2002年1月11日のことだ。この6年間に「敵性戦闘員」とされる800人以上の男性(未成年者も含む)が訴追手続きなしに収監されてきた。グアンタナモ収容所には米国の法律もキューバの法律も適用されずに、収容者は戦争捕虜としても扱われない。さらに、法による保護を奪われた収容者たちには、情報を引き出す手段として心理学や医療の力を借りた拷問が加えられている。
ロンドン在住のイエメン出身のライター、モギブ・ハッサンのいとこのファワズ・マフディは5年以上にわたってグアンタナモに収監されていた。彼は2007年6月に釈放されたが、心理的に重篤なトラウマを負っており、何度も自殺を図っている。イエメン人はグアンタナモ収容者の3分の1を占めるといわれる。かつては最大の収監者を出していたサウジアラビアが大幅に数を減らしたのに対し、イエメン政府はなんら有効な手段を講じてきていないとマフディは批判する。
従軍牧師の証言によって、グアンタナモでは囚人の精神をくじくために宗教が武器として使われていることが明らかになっている。また、グアンタナモにおいてCIAの拷問モデル(感覚器官、文化的感受性の攻撃、個人的な恐怖対象)が完成されたと歴史学者は述べる。
(デモクラシーナウ!2008年1月11日の放送より)

写真は、2008年2月のスーダンでの抗議。サミ・アル=ハジのポスターの前でグアンタナモ収監者に抗議して2人が黒い袋をかぶりオレンジ色の服を着て立つ。
スーダンではハジ氏の拘留に対する抗議がずっとあった。