見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/06/09

狂った経済


◇マイケル・ホーガンの「おろかな経済」
今頃はニュースを見ているだろう。ダウが400ポイントも下がり、石油が10ドル75セントまで上がっている。これは、ハーバードのMBA(経営管理学修士)を持つテキサスのオイルガイに投票したときアメリカが参加させたものではまったくない。(ノーベル受賞者ジョセフ・スティグリッツの著書「The Economic Consequences of Mr. Bush:ブッシュ氏の経済学の結果」を読むこと)
それでもなお、全部をジョージ・W・ブッシュのせいにはできない。そして常に誰を責めるべきかは必ずしも明白ではない。ハーパーズ誌が最近、現にぐらつくGDPにしばしばひどい成り行きがあるとき、アメリカには「経済」成長への病的執着があると非難するジョナサン・ロウの驚くべきエッセイを掲載した(購読契約がひどく欠かせない)。もちろん、石油価格の高騰は数年先には手際よく道路から追い出しかねない再生エネルギーに向けて無理やりボクたちに行動を起こさせる市場の流儀だとの主張はできる。
ボクはちょうど彼の新しいニュース番組でダン・ラザーが誰かにインタヴューするのを見た。その間に、2007年以降、石油とトウモロコシを含める必需品への莫大な投資金の注入が世界中で食料とエネルギー価格を引き上げてきていると彼は言った。人間の生存にとって非常に重大である必需品に投機をすることは投資家にとって品行方正な(道義をわきまえた)ものかどうか彼は疑った。
君はどう思う?経済はどうなっちゃったのか、どうやって直すか、わかる?わからなくても、最近、なんか適切なセオリー聞いてない?
(VANITY FAIR Daily.com 6 June 2008)

写真は、コロンビアの反体制組織Farcに戦闘をやめて人質全員を解放しろとしきりに促すベネズエラのチャベス大統領
最近見た映画「チャーリー・ウイルソンズ ウォー」にアフガンの戦場にいるひげを生やしたダン・ラザーを下院議員のチャーリーが見つけるシーンがある。アフガンに「おお、ダン・ラザーがいる!」ここからチャーリーの関心はアフガンに向く。チャーリーがソ連のヘリを撃ち落とすために予算をぶんどり、送り込んだ兵器のせいで冷戦時の敵であるソ連を駆逐する。任務達成!チャーリーは地味に学校を作りたかったが、そんなものに予算は微塵もでない。アメリカが手を引いて新たな勢力が流れ込む。これが急進的なタリバンでありアルカイダとは。「アメリカはへまをした」、そう言って映画は終わる。