見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/06/28

アメリカ国民は規律ある民兵


◇米連邦最高裁判所は26日、銃所持の権利の是非をめぐる裁判で、個人が銃を持つ権利は憲法が保障しているとして、自宅での銃所持を禁止した首都ワシントンDCの銃規制を違憲とする判断を示した。銃規制に関する最高裁の初の憲法判断となった。
(AFP 2008年6月27日)

◇判事9人の判断は5─4の小差だった。保守派のスカリア判事は多数意見の中で、修正2条について「軍と警察が整備された現代には時代遅れ」との批判があることを認める一方、「修正2条を無効と宣言するのが当裁判所の役目でないことに、議論の余地はない」と述べた。
一方、リベラル派のブレイヤー判事は少数意見で、「修正2条は民兵の武装を認めたもので、一般市民の自衛が主目的ではない」と主張した。
ワシントンでは76年から、個人が自宅でけん銃を持つことを禁止する規制法が施行された。近年、銃犯罪の増加などを背景に、「自衛のためにけん銃所持を認めるべき」との声が高まり、07年にはワシントン連邦高裁が、この規制法を違憲と判断。当局が上訴していた。
焦点となった修正2条には「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保持する権利は、侵してはならない」とある。これを民兵、つまり現在の州兵を組織する権利と解釈するか、一般市民が武装する権利まで認められているのかをめぐり、長年論争が続いてきた。
ワシントンのフェンティ市長は最高裁判決を受けて「残念だが、最高裁の権威を尊重し、素早く対応することが重要だ」と述べ、ただちに警察にけん銃の登録制度導入を指示すると表明した。
一方、銃規制に消極姿勢を示してきたブッシュ大統領は、判決を「歴史的な判断」と歓迎した。
判決は今後、ワシントンと同様の規制法を持つイリノイ州シカゴをはじめ、全米各地での議論に影響を与えるとみられる。
(CNN 2008年6月27日)

写真は最高裁の憲法判断に喜ぶ銃推進派の人たち 5対4の小差、最高裁判事を入れ替えたタカ派の勝利