見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/07/17

Bank Job 特別版DVD発売


ビッグニュース、実際今週のDVDで唯一のビッグニュースが、2月に公開されたとき、まずまずの熱心なカルト支持者の人気を呼んだ事実に基づくいかす強盗映画、「Bank Job」の2枚組特別版DVDだ。
君たちナマケモノにはおくれを取り戻すチャンスだ。1971年にロンドンのロイズ銀行で王室のセックススキャンダルが絡んだ強盗が起こった。英国人アスリーツでモデルが確かな俳優に変身したジェイソン・ステイサムと魅力のあるサフロン・バロウズ、最高の英国人性格俳優らによって演じられる泥棒たちは、銀行の貸金庫の中の罪を負わせる証拠となる写真を手に入れるため彼らを利用している上役らによって盗みを働きかけられる。
ロジャー・ドナルドソン監督はサスペンスの魅力を自分のものにする。最初の私の映画評論で、この映画を見た後に君たちは文字通り大英帝国をぐらつかせた銀行強盗についてもっと知りたくなるはずだと私は書いた。DVDのおかげで私の願いは叶った。標準のDVDとブルーレイ版と、どちらでも現実に起こった犯罪に注目する15分(十分とはいえない)の短編映画が見られる。それは事件を担当した当時の警官と歴史家からのコメントや歴史上のフィルムを活用している。
なるほど映画「Bank Job」は大げさではある、でも文句を言うにはおもしろすぎる。そしてもう一度見ることで、大好きな銀行強盗映画について私に考えさせた。
次にあげるのは私のトップ5だ。反対だとか、除外している作品があれば、教えてくれ。そして「Bank Job」がいきな窃盗団にふさわしいと思うかどうか教えてくれたまえ。

1)マイケル・マン監督の「ヒート」:1995年の作品
2)スパイクー・リー監督の「インサイドマン」:2006年の作品
3)シドニー・ルメット監督の「狼たちの午後」:1975年の作品ーーこれもまた事実に基づく犯罪映画。うだるような暑さのブルックリンの銀行内、当初計画では3人であっさり終わるはずが、一人脱落、銀行には金がなかった、途中2人が英雄に仕立てられるなど、突発事項で急変していくありさまを描く。空港で狙撃されなかった片割れ、アル・パチーノ役は実際に20年の刑を受けている。
4)キャスリン・ビグロー監督の「Point Break(ハートブルー)」1991年の作品ーーこれは強盗にサーフィンを組み合わせた唯一の銀行強盗映画かもしれない。レーガン大統領のマスクをかぶって銀行で強奪するサーファーたちを捕まえるため潜入捜査するFBI捜査官としてキアヌー・リーヴズが主演する。
5)ドン・シーゲル監督の「 Charley Varrick(突破口)」1973年の作品ーーおそらくこれは一度もうわさを聞かない最高の銀行強盗映画だろう。ウォルター・マッソーがかたわらで銀行強盗する農薬散布飛行操縦士チャーリーとしてセンセーショナルだった。オープニングシーンには手に汗するはずだ。
(RollingStone 15 July 2008 by Peter Travers)