見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/07/31

バンクシーは謎のままがよい



ここで2度ばかり紹介したことのあるグラフィティアーティスト、「バンクシー」のニュースです。

◇新聞が「バンクシーの正体を暴く」
バンクシーって?
正体不明のグラフィティアーティスト、バンクシーはロビン・ガニングハムという34歳の元公立学校の生徒だと、新聞Mail On Sundayは主張してきている。

4年前に撮られたスプレー缶を手元にひざまづく男性の写真から「ゲリラアーティスト」の身元を割り出したと新聞は述べる。

だが、バンクシーのスポークスマンはこの報道についてコメントを拒否した。「私たちはこの要求をしょっちゅう受け取る」と彼女はBBCに語った。

「こういう話を私は決して確認しないし否定もしないと、常に言ってることを言うだけです。」

バンクシーのステンシルで刷りだしたアートワークは、世界中の人目につく公共スペースに予告なしに現れる。

1月、画家が「Banksy」という文字を完了するのを示す、ロンドン西のポートベロロードの彼のグラフィティ作品がオンラインオークションで20万8100ポンドの入札を引きつけた。

だが、2006年のディズニーランドでのグアンタナモベイの捕虜の等身大のレプリカといった、世間をあっと言わせる大胆な離れわざでもアーティストは名高い。

彼の猛烈に用心深い個性は彼の破壊活動分子のアピールを増すだけだ、そしてクリスティーナ・アギレラやアンジェリーナ・ジョリーを含めるハリウッドエリートのお仲間が彼の絵をわれ先にかき集めてきている。

・きわめつけの才能

アーティストに関する唯一信頼できる伝記的事実は、彼がブリストル生まれのブリストル育ちであることだ。

彼の本名はロビン・バンクスで両親は彼が絵描きでデコレーターだと思っているとよくウワサされてきているが、バンクシーと親しい人たちは誰もこのウワサ話を確かめたことがない。

いま、新聞Mail On Sundayは彼の真の正体を暴いていると主張する。

2004年バンクシーがジャマイカで絵を描くのを示すと主張する一枚の写真を使って、新聞はアーティストの正体を突きとめたと言う。元友人と知人らは写真の男性をロビン・ガニングハムであると確認する。

年に学費9420ポンドのブリストル大聖堂スクールにガニングハムと一緒に行ったスコット・ナーズは、彼は「アートできわめて才能があった」と新聞に話す。

「彼がバンクシーでもボクはまったく驚かない」と彼が言ったのが引用される。

後にバンクシーと一緒に展覧会をやったアーティスト、ルーク・イーガンは、最初のうちはガニングハムなど知らないと否定したが、結局、彼とアパートを共有していたのを認めた。

ガニングハムがバンクシーだったかどうか新聞に尋ねられ、「そうね、彼は当時の彼ではなかった」と彼は返答した。ガニングハムの父親ピーターは写真の人物には見覚えがないと言った、一方、彼の母親パメラは彼女に息子などいないと主張した。

・圧倒的な期待はずれ

新聞がバンクシーのだと主張する写真はジャマイカ人写真家ピーター・ディーン・リッカードによって撮影された。

写真はまずインターネットに登場してその後2004年にMail On Sundayの姉妹版Evening Standardに現れた。

バンクシーを何年も追跡した反落書きのブリストルの職員コリン・セイセルが写真は本物だったと結論づけたが、バンクシーのエージェント、スティーヴ・ラザリデスはリッカードの写真は彼のクライアントではなかったとニューヨーカー誌に話した。

2年後、彼が誰であるか世間は決して気づくべきでないとバンクシーは言い張った。

「カミングアウトすることに一度も関心はない」と彼は雑誌Swindleに語った。

「自分をよく見せることにのめり込んではいない。ボクは絵をよく見せようとしているだけだ。」

「それ以外には、現実のボクが向こうの数人の15歳の子にとって圧倒的な期待はずれになることの安全策だ。」

(BBC NEWS 13 July 2008)

写真は、ブリストルでのバンクシーのアート。バンクシーのグラフィティは大いに集められるが、地元議会によって頻繁に取り除かれる。
2枚目もバンクシーアート。このアーティストのステンシルはよく破壊活動分子の政治的メッセージを伝達する。