見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/08/28

マリファナはパワフルメディシン


マリファナには「ベータ・カリオフィレン」という驚異的な化学物質が含まれており、おそらく、痛みや炎症、アテローム性動脈硬化症、骨粗しょう症などの治療に活用できることを科学者たちが徹底的に実証してきている。

チューリッヒ工科大学のJurg Gertschと他の3つの大学の共同研究者たちは、その天然分子がカンナビノイド受容体タイプ2と呼ばれるタンパク質を活性化できるのを知った。生物学上のきっかけが作られると、陶酔感を引き起こしたり中枢神経システムを勝手にいじることなく、免疫システムを静め、骨の量を増やし、痛みの徴候の衝動を止める。

Gertschと彼のチームは6月23日、米国科学アカデミーの会報の中で彼らの研究の成果を発表した。彼らは強い印象を与える物質の抗炎症性に集中させて、それを単核細胞と呼ばれる免疫細胞でためすと同時に、マウスでもためす。

ベータ・カリオフィレンは、パワフルで、多くの食べ物に自然に存在し、人をハイにさせないようだから、ほぼ理想的な薬物適用とわかってもいい。またそのオーガニック成分は著しく安価でもある。シグマアルドリッチ社は適法の食品扱いでそれをキロ42ドルで販売する。(ベータ・カリオフィレンはクローブやイランイランの精油に含まれる香り成分として、アロマテラピーに利用されている。)

あいにく、大手製薬会社は自然の薬物に関して米食品医薬品局(FDA)の認可を求めたがらない傾向にあるし、医師のほとんどが取締り機関から正式許可を受けてきてないドラッグ(薬物)を処方するのに消極的だ。従って、アカデミックな研究員たちによる果敢な骨折りでベータ・カリオフィレンが人間にも安全で効果的なのを立証することが欠かせない。

ことによると、そうなる前に、この天然成分は健康食品店の薬草の棚に並ぶことになるかもしれない。

(WIRED SCIENCE 29 June 2008)

写真は一番効き目のあるマリファナの芽(bud)の部分