見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/09/07

ペイリンにドリル、ベイビー ドリルの大喝采


◇対抗的ロン・ポール大会のために数千人がミネアポリスに集まる
アメリカ大統領選で共和党の指名候補者だったロン・ポールの支持者数千人が、自由論者好みのテキサス下院議員への支持を示す対抗的大会(カウンターコンベンション)のため昨夜ミネアポリスに集合しました。予備選活動中、ロン・ポールは20州で2番か3番に入りましたが、共和党全国大会で演説するのを禁じられました。伝えられるところでは、彼がイラク戦争について自分の立場(反対)を変えないからだそうです。ミネソタのスピーチでロン・ポールは仲間の共和党員ジョン・マケインを支持するのを拒みました。

◇共和党全国大会の抗議者に向けて、警官がフラッシュ(閃光)手榴弾と催涙ガスを発射する
火曜日、共和党大会の外では、「貧者のための財政(家計)人権キャンペーン」が率いる行進が終わった後、おだやかな抗議者に向けて警察がフラッシュ・バン(衝撃音)手榴弾と催涙ガスを発射しました。手榴弾は、一瞬耳を聞こえなくする衝撃音と目をくらませるフラッシュを引き起こすようにデザインされています。火曜日、ツインシティーズの警察は少なくとも10人を逮捕しました。今週の逮捕者は全部で300人以上になります。月曜(9月1日)に投獄された数十人の活動家は昨夜まだのろのろと釈放されていました。デモクラシーナウ!は、20時間以上も投獄された後、自由になったばかりのインターン(医学生)に追いつきました。
インターン:「刑務所には出るのを待っているあふれるほどの人がまだいます、それになぜ出ているかについて実際に多くの人が判然としていません。なかにはペッパースプレーで負傷していたり、ぶち込まれる前に警官にひどく痛めつけられてる人がいます。どうなっているのか、まあ判然としないということです。」

◇ミネアポリス警察が共和党全国大会の抗議グループに潜入する
一方、ラムジー郡保安官事務所は昨年、共和党全国大会歓迎委員会として知られるツインシティーズの顕著な抗議グループに潜入してスパイしたことを認めてきています。2人の密告屋とひとりの潜入捜査官が、保安官事務所が「組織的犯罪事業」だと考えたグループのメンバーのふりをしました。共和党全国大会歓迎委員会はみずからをアナーキスト・反権威主義組織体と説明します。
(デモクラシーナウ!2008年9月3日ヘッドライン)

◇共和党全国大会最終日に逮捕者が400人に達する
共和党全国大会最終日、大会の外では抗議が続きました。「戦争と人種差別に反対する若者」によって主催された大会に数百人が集まりました。
抗議する人:「今日ここでの使命を帯びた声明は、軍隊の帰還、利益のための不当で違法なイラク戦争の終焉だと思う。また代替案としてこの秋ジョン・マケインを選ばないのもそうだと思う、というのも2003年以降ボクたちが経験してきているのと同じひどい戦術の継続になるからだ。」
その日遅く、共和党大会の会場から約1マイル離れた連邦議会議事堂近くの抗議で、逮捕された人びとが400人に達しています。群衆に対して警察が催涙ガスとフラッシュ手榴弾を使いました。今週、全体にわたるツインシティーズでの反共和党全国大会の抗議行動で800人以上が逮捕されてきています。またメディアの働き手19人も刑務所に入れられてきています。
(デモクラシーナウ!2008年9月5日ヘッドライン)

写真は、ペイリンの演説中に抗議の声をあげるコードピンクのメンバー
ペイリンとはどういう思想の人物で、共和党が大統領選に勝つためにどう役立つのか、以下参考までにーー。彼女は進化論を信じません。
◇中絶反対、同性愛者の結婚禁止、地球温暖化は人類のせいではない、サラ・ペイリンは共和党右派が飛び上がって喜ぶ強硬路線主義者。子どもの頃から狩りが大好きで全米ライフル協会の終身会員だ。
(今週号のアエラから抜粋)
◇ペイリン知事が副大統領候補に指名された重要な要素として、彼女が「プロライフ、つまり妊娠中絶反対派」だということがある。(#たとえレイプでも彼女は中絶を認めませんから)それが「隠れリベラル」を疑われるマケイン候補には福音派の票を呼び戻す大きな要素になっている。
ペイリン知事は厳格な「純潔教育論者」です。その主張、つまり高校までの義務教育では性教育は不穏当であり、「純潔」を徹底するのが正しいという考え方が、「プロライフ」と一対になって全米の福音派の共感を呼んでいる。
ペイリンの演説で、特に全米の共感を呼んだのは、「私はホッケーママ。そしてPTAにも入っていますよ」という部分。アラスカは、アメリカ中西部の草の根保守からは「遠い北の国」と思われそうなのを、南で言う「サッカーママ」といっしょの「ホッケーママ」、つまり子供やそのチームメイトをSUVに乗せてホッケーに連れて行く、「あなたと同じ母親像」というので共感を呼んだのだ。
もう一つ顕著だったのが、アラスカの油田開発を推進しようという部分。実はこの油田候補地は北極海に面した鳥獣保護区で長年にわたって開発が封印されていたもの。民主党はその開発に強硬に反対した。オバマはここにきて軟化の姿勢はあるものの、バイデンは以前からの反対派だ。昨今の原油高で共和党はとにかく掘りたがっている。ある意味で、ペイリンという人選はその象徴だったのだが、そのペイリン知事が「ドリル(掘りましょう)!」と言ったものだから、会場は「ドリル、ドリル」の大合唱になった。特にカウボーイハットや作業用ヘルメットを小道具としてかぶった白人男性の代議員から「ドリル、ドリル」のシュプレヒコールの地響きが鳴りやまなかった。
ヒラリーの女性票をいただくというより、彼女の起用は男性票の掘り起こしにつながったようだ。
(JMM from 911/USAレポートNo.372を一部引用)

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