見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2008/12/15

イラク人から 別れのキス



◇イラクを訪れたブッシュめがけて靴が飛ぶ

ブッシュ大統領の「さらば!イラク」訪問が、記者会見の最中に2足の靴が彼にむけて投げつけられた事件で、だいなしにされる。

イラク人ジャーナリストはブッシュ氏を「犬(卑劣なやつ)」と呼んで自分の靴を投げた後、警備員によって床にひねり倒された。

マリキ氏との記者会見の途中でイラクTVジャーナリストMuntazer al-Zaidiは立ち上がると、「犬、これがイラク人からの別れのキスだ」と叫んで、かろうじて外れた靴をブッシュ氏に投げつけた。

靴の底を人に見せるのはアラブ文化では侮辱をしめすこと。

これもまた大統領はうまくかわした二足目で、Zaidi氏は「これは未亡人と孤児とイラクで殺された人全部の代わりだ」と言った。

「事実がほしいなら、彼が投げた靴のサイズは10だよ」とブッシュ氏はあとでジョークを言った。

Zaidi氏が所属するAl-Baghdadiyaの支局長はAP通信に、なにがきっかけで彼がブッシュ大統領を攻撃したのかまったくわからないと告げた、とはいえ記事は彼がかつて民兵によって誘拐され叩きのめされたことがあったと報じる。

「事件以降、Muntazerとなんとか連絡を取ろうとしているが、ムダだ」とフィトヤン・モハンムドは言った。「彼の電話はオフになっている。」

特派員たちは攻撃は象徴的だったと言った。サダム・フセインが倒された後、イラク人たちは靴を投げ、それでサダムの銅像を叩いたものだ。

(写真と記事:BBC NEWS 15 December 2008)

写真は、うまく頭を下げてかわす会見場のブッシュと、靴を投げた後、床に組み倒され連れ出される記者のMuntazer al-Zaidi