見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/08/17

アウトオーガナイズ



◇CODEPINKよりお知らせメール

タウンホールミーティングで怒った有権者らがオバマがかなりの年配者を安楽死させるのを望み、この国をロシアに変えたいと望むみたいなバカげた言いがかりをまくし立てるのを見ることが人にとても挫折感をおこさせています。そして右派が左派の戦術をねじ曲げるのを見るのは皮肉です。回覧「Rocking the Town Halls(タウンホールを動顚させろ)」のなかで、 Right Principles(右翼原理)というグループがサウル・アリンスキーを引き合いに出してメンバーにしきりと「アリンスキーのプレイブック(作戦・戦術をファイルした極秘資料ファイル)を使え」と促します。アリンスキーはその手法がコミュニティ組織者バラク・オバマに影響を及ぼした1960年代の草の根組織化のグル(草の根社会活動家の父と呼ばれる)です。

フォックスニュースによってけしかけられる、猛烈な保険会社という右翼の手先によってアウトオーガナイズ(組織切り崩し)されないようにしましょう。コンピュータの裏から出て、タウンホール、集会、議会執務室、街頭に、乗り込む時です。意味のない叫び声やおどしで討論をさえぎるのでなくて、”戦争行為はノー国民皆の保険制度を”の要求を含めるために討論の皮切りをしましょう。

シングルペイヤー方式(国が単一の支払い元となって運営する国民健康保険制度)の討論の皮切りをしようとした女性はキャロル・パリス博士でした。国民皆のための健康保険制度が検討用に提出されてもいなかった5月5日の上院公聴会で、パリス博士はシングルペイヤー方式の選択についての討論要求に勇敢に立ち向かいました。彼女は治安紊(びん)乱行為で訴えられましたが、保険業界に立ち向かったことを誇りとしていました。国中のタウンホールミーティングにパリス博士のような人が何百と要ります!

さあ、20年代の偉大なる女性、上院議場で「全アジテーターの祖母」と公然と非難されたマザー・ジョーンズからインスピレーションをもらいましょう。マザー・ジョーンズは常に、彼女の組合員たちに助言を発していました。「嘆かないで、組織化しなさい」と。

P.S. Upcoming travel opportunities with CODEPINK:
・まもなくの私たちのカブールへの平和派遣団に加わってください!
http://salsa.democracyinaction.org/dia/track.jsp?v=2&c=eUo77T77%2BVBIsm4VnGjuVWBhbAbL48pD
・9月16〜22日ガザへの派遣団の参加登録のほうもあと一週間あります。
http://salsa.democracyinaction.org/dia/track.jsp?v=2&c=kdTCOgK7QmFNu8YXlj%2BPhWBhbAbL48pD

(CODEPINK 15 August 2009)

▲サウル・アリンスキー(1901−1972)の住民組織化運動:
シカゴのスラム街で生まれたサウル・アリンスキーは主に黒人居住区の住民の組織化を実際に行いながら1940年代ひとつのコミュニティー組織化方法論を確立させた。草の根活動からはじまる社会変革のためには創造的で直接的行動を伴った現実的な目標獲得が大切で、これを通してコミュニティーは組織化され、それによってさらに大きな目標獲得ができるという社会変革のためのサイクル。この方法論は60年代に全米に広がり、1970年以降は日本を除くアジア諸国にまで広がった。
(彼の本は一冊も日本語に翻訳されていません。)
60年代、低所得者が労働環境の改善などを訴えて草の根活動をする際に、誰もが彼の手法を見習った。
現在でも、リベラルな人たちが心のよりどころとするのはアリンスキーということらしい。昨年の大統領選挙戦で彼女自身が口にしたように、ヒラリー・クリントンの心のよりどころでもあるようだ。
参考までに、以下、サウル・アリンスキーの言葉:
「社会活動の原動力となるのは、優しい献身の感情よりも、むしろ不正に対する憤り」
「社会に働きかける最も有効な手段は、それが何であれ、好ましく思える成果を上げること」