見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/09/08

戦争と占領を無菌化



◇戦争と占領を無菌化する

AP通信社が掲載した負傷した(後に運ばれた野戦病院で死亡)アメリカ海兵隊員の写真がペンタゴンから非難を招いています。ロバート・ゲイツ司法長官は、APの社長で最高経営責任者のトーマス・カーリーに宛てた手紙のなかでこう書きます。

「バーナード兵長の死が彼の家族にもたらしている苦痛と受難を私は想像できない」

「しかもなお、さらなる苦悩をもたらすと十分よくわかる家族の願いをなぜあなたの組織が意図的に無視するのか私にはわからない。多数のアメリカの新聞の一面にこの傷害を受け一撃を食らった子どもの写真を掲載するとの選択での同情と常識のなさに愕然とする。ここでの問題は法律や方針や憲法上の権利ではない、判断と常識的配慮である。」

9月4日付クリスチャンサイエンスモニター紙の記事はメールマガジンにて紹介します。まずは掲載された写真(上の写真)をご覧ください。
(クリックすると拡大版で見られます)

キャプションにはこうあります。
2009年8月14日金曜に撮影されたこの写真で、ジョシュア・バーナード兵長はアフガニスタンのヘルマンド州Dahaneh村でタリバンに対する銃撃戦の間にロケット推進型手榴弾が命中した後、仲間の海兵隊員らによって介抱される。バーナードはヘリコプターでキャンプ・レザーネック(海兵隊員の俗語)に輸送された、そこで彼は傷のせいで死亡した。
(AP Photo/Julie Jacobson)

クリスチャンサイエンスモニター紙 04 September 2009
http://features.csmonitor.com/politics/2009/09/04/ap-photo-of-dying-marine-draws-fire-from-pentagon/

◇バラク・オバマ米大統領政権で環境政策の特別顧問を務めていたバン・ジョーンズ氏が5日、辞任した。

カリフォルニア州の市民活動家だったジョーンズ氏は3月、オバマ政権の環境問題諮問委員会の特別顧問に就任した。しかし就任前に共和党を不適切な言葉で批判していたとして、同氏は共和党から厳しい批判を受けていた。

ジョーンズ氏は、ホワイトハウスが6日発表した5日付の辞任声明のなかで、「医療保険改革やクリーンエネルギー政策に向けたオバマ政権の歴史的な戦いを前にして、改革反対派は悪意に満ちた中傷キャンペーンを展開している」と訴え、「こうした状況から、自身の存在がオバマ政権の障害となりかねないと考え、辞任を決意した」と述べた。

ジョーンズ氏については前週、ジョージ・W・ブッシュ前米大統領政権の関係者が2001年9月11日の米同時多発テロ発生を容認していた可能性について捜査を行うよう求める嘆願書に署名していた事実が発覚。

さらに、ジョーンズ氏が特別顧問への就任前に行った演説で、共和党を不穏当な言葉で批判していたことが新聞で報じられ、共和党の有力議員らは、ジョーンズ 氏の「扇動的な発言」と「不愉快な関係団体」について調査するよう議会に要求していた。

(AFP 2009年9月7日)

▲ハワード・ディーンが7日のCNNに登場して、バン・ジョーンズを失ったことはアメリカの悲劇だと彼の辞任を惜しんだ。