見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/10/12

カミングアウトデー



◇10月11日はナショナルカミングアウトデー

オバマ米大統領が同性愛者差別解消に取り組む姿勢を表明してから一夜明けた「ナショナル・カミングアウト・デー」の11日、ワシントン市内で同性愛者の権利平等化を求める大規模なデモ行進が開催された。

参加者らは、性的志向を明らかにしない同性愛者に限って米軍入隊を認める「聞かざる言わざる政策」の撤廃を求め、同性愛者のカップルに結婚した夫婦と同じ権利を付与するよう要求しながら、ホワイトハウスや米連邦議会議事堂のそばを通過した。

集会では、憎悪犯罪の犠牲となった同性愛者の息子の母親が演説し、「同性愛者であっても異性愛者であっても、わたしたちは全て平等な米国民だ」と強調した。同性愛者の支持を集めている女性歌手レディー・ガガさんも演壇に立ち、オバマ大統領に語りかける形で「(同性愛者の差別解消の)公約が実行されるよう、わたしたちは大統領と政権に圧力をかけていくわ」と語った。

(CNN 2009年10月11日)
写真は11日のワシントンDC、今こそ平等を!連邦議会議事堂からホワイトハウスまでゲイパレードは続く

◇国連アフガニスタン支援団代表、大統領選の不正認める

国連アフガニスタン支援団(UNAMA)のカイ・エイダ代表(ノルウェー)は11日、首都カブール市内で記者会見し、今年8月20日に投票が行われたアフガン大統領選で「広範囲な不正」があったことを認めた。

ただしエイダ代表は、不正があったと公に認めることに消極的だとの指摘が、先月末にUNAMA副代表を解任されたピーター・ガルブレイス氏(米国)による 「個人攻撃」だとコメント。こうした指摘が、同代表の自宅に2カ月間滞在していたガルブレイス氏との私的な会話に基づいていると語った。

エイダ代表はまた、治安面の懸念があるものの、アフガニスタン国内にできる限り多数の投票所を設けるという自身の決定は正しかったと主張。アフガン選挙管理委員会との情報共有を拒否したとの疑いを否定した。

エイダ代表はさらに、カルザイ大統領の得票率が当選要件の過半に達するよう、選管の不正対抗策撤回を容認したとの疑惑が「単純に事実無根」だと明言した。

ガルブレイス氏は全面的な票の再集計を主張し、エイダ代表と対立したとされる。ガルブレイス氏は今月4日付の米紙ワシントンポストに掲載した論説 で、国連が自身の解任の真の理由を隠ぺいしようとしていると主張。エイダ代表がアフガニスタン情勢の悪化を恐れ、大統領選の不正を「否定もしくは軽視した」ものの、不正は事実であり、国連が認めない場合は、カルザイ氏を支持しなかったアフガン有権者の信頼を失うだろう、と述べた。

(CNN 2009年10月12日)

◇アフガン大統領選 大量の幽霊票 国連支援団対立も

8月に行われたアフガニスタン大統領選に絡み、実際に投じられていない“幽霊票”など不正行為の裏付けとなりうる国連データの存在が明らかになり、波紋を呼んでいる。

9月16日に選挙管理委員会が発表した暫定結果では、現職のカルザイ大統領が当選に必要な5割以上の票を獲得した。現在、選管は3498カ所の投票所を対象に不正票の精査を進めている。

7日付の米紙ワシントンポストが報じた国連データによると、南部ヘルマンド州で実際に投票した人数について、国連が3万8000人と見積っているのに対し、選管の暫定集計では3倍以上の13万4804票となっている。同パクティカ州でも選管集計の21万2405票に対し、国連データは3万5000人。同カンダハル州でも選管集計は国連データの約2・5倍の数字を示しており、大量の票の水増しを疑わせる。

いずれの州もカルザイ氏の支持基盤となる州で、カルザイ氏が8割以上の票を獲得して次点のアブドラ元外相に圧勝している。

データは、国連アフガニスタン支援団(UNAMA)のカイ・エイダ代表と対立し、先月末、解任されたピーター・ガルブレイス副代表周辺から流出したとみられている。

4日付の同紙への寄稿の中で“幽霊投票所”の存在を指摘したガルブレイス氏は「エイダ氏が(データを)不服審査委員会に渡すことに反対した」と主張。AP通信によると、エイダ氏は「データを共有しなかったのは、カルザイ氏に不都合だからではなく裏付けが難しいからだ」と反論している。

ガルブレイス氏は、エイダ氏がカルザイ氏寄りだとも非難し、国連の管理下にある選管の中立性を疑問視している。一方、エイダ氏は「アフガンでの国造りを本気で考えるのなら、始まったばかりの組織を機能させ、育てなければならない」と、アフガン側の自主性の尊重の必要性を訴えた。

両氏の対立は、アフガン再建という大きな課題を抱える国際社会の共通の悩みに改めて焦点を当てたといえる。集計結果の正当性をさらに失墜させかねない事態は、アフガン戦略の見直しを進めている米国のオバマ政権の方針にも影響を与えかねない。

(サンケイ新聞 2009年10月9日)