見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2009/10/23

ジャーナリズムの危機を嘆くオバマ



◇無人機が襲って希望がしだいに減っていく

写真は、2月アメリカのミサイル急襲だったと考えられたパキスタンのミラムシャーの攻撃の犠牲者の葬儀。
タリバンによって誘拐されたニューヨークタイムズ紙の記者デイヴィッド・ローデは、彼が3月に拘束されていたところからそう遠くないところにミサイルが命中したと言った。

(NY Times 21 October 2009)

◇国連:アフガンの得票集計職員を首にする

国連はアフガニスタンの選挙に掛かり合うトップの職員の半数以上を入れ替えたいとバン・キムン国連事務総長は言っている。

(CNN 20 October 2009)

◇オバマ政権下でパキスタンにおけるアメリカの無人機攻撃が劇的に高まる

オバマが就任して以降、パキスタンのアメリカ無人機攻撃の回数が劇的に増えてきているのを雑誌ニューヨーカーの調査報道記者ジェーン・マイヤーが明らかにします。最初の9カ月半にオバマは、ブッシュ大統領が任期最後の3年に行ったと同数のパキスタンでのCIAの空爆を認可しました。いつでもCIAには、パキスタン上空を飛んで標的を探し出す多様な無人機があります。「目標に向けて進める殺しが公式の米国の政策になってきているのに、もはやどんな疑いもない。」とマイヤーは書きます。ペトレイアス司令官の元顧問、デイヴィッド・キルカレンは、一般市民に対する無人機攻撃のプロパガンダ費用が惨憺たる高値になってきていると言います。彼は最近、「これら戦闘員でない死者の各人が皆、疎外された家族、新たな報復の確執、そして無人機攻撃が増えてきていても急激に発達している戦闘的運動のさらなる新兵採用に相当する。」と書きました。

◇誘拐されたニューヨークタイムズ紙の記者:米国の政策によってタリバンは駆りたてられた

ニューヨークタイムズ紙は、7カ月間アフガニスタンとパキスタンのタリバンによって人質として捕らえられた自社の特派員デイヴィッド・ローデによる5回連続の記事の発行を開始しています。彼の記事で、ワシントンの反テロリズム政策がタリバンをにわか景気づけてきているとローデは言います。「告発されずに何年も捕らえられていたイスラム教徒の捕虜のアメリカの拘留はもちろん、軍の空爆でのアフガン、イラク、そしてパレスチナの一般市民の死者に司令官たちはべったりだった。」とローデは書きます。

◇新通貨を考案するラテンアメリカの指導者たち

ラテンアメリカとカリブ諸国がボリビアでの首脳会議の中で、ラテンアメリカをドルへの依存をいっそう少なくするために地域通貨を創設することで合意してきています。コチャバンバでの米州サミットのための二日間のボリーバルを信奉する人々のオルタナティヴに、ベネズエラ、ボリビア、ニカラグア、キューバ、他の国々からの首脳たちが集まりました。新通貨はスクレとして知られることになります。同時に、ベネズエラのチャベス大統領を含めるラテンアメリカの指導者たちが追い出されたホンジュラスのマヌエル・セラヤ大統領の支援を表明しました。
ウゴ・チャベス:「もしクーデター政府が権力を引き渡さないで関係を絶つため選挙を施行しようとするなら、どんなことがあっても、私たちはクーデターによって支配された選挙から出てくる政府を認めるつもりはない。クーデターに対し、もっときびしい措置をALBAは見つけねばならない。」

◇イランがニューズウィーク誌の記者Maziar Bahariを釈放する

ニューズウィーク誌の記者Maziar Bahariがイランの刑務所から釈放されています。彼は6月21日から拘留されていました。

(以上、デモクラシーナウ!19 October 2009 ヘッドラインより)

◇エリック・ホルダー司法長官:医療用マリファナの犯罪訴追手続きは重要なことではない

エリック・ホルダー司法長官が医療用マリファナ患者に対する問題を追求することから撤退するよう連邦検察官に指図してきています。ブッシュ政権のスタンスを一変させて、「医療用マリファナに関する州法に従っている重病患者または彼らの介護人を訴追するのに連邦の財源を使うことは優先事項ではない。」とホルダーは言いました。14の州がマリファナの医療使用を認める法律を採択してきています。

◇米国の科学者がイスラエルのためにスパイ行為をしようとしたかどで告訴される

メリーランドの科学者が、彼がイスラエルのスパイだと信じた連邦捜査局のおとり捜査官に軍の機密を売ることを申し出た後、スパイ行為未遂罪で逮捕されてきています。科学者のスチュアート・ノゼッテはエネルギー省のために働くのが常で、彼には最高機密の使用許可があり、核兵器設計情報を入手する手段がありました。ノゼッテはまた、イスラエルの航空宇宙会社のコンサルタントとして1998年から昨年まで働いていたと言われています。

◇ニューヨークタイムズ紙が100のニュース編集室の職を削る

メディアのニュースでは、新聞のニュース・スタッフの約8%にあたる、100のニュース編集室の職を削るとニューヨークタイムズ紙が発表してきています。

(以上、デモクラシーナウ!20 October 2009 ヘッドラインより)

◇権力を監視するジャーナリズムの危機を権力が心配

オバマ大統領がジャーナリズムの危機を嘆いている。
「ニュースと情報への需要は高まっているのに、逆に、取材・報道の現場は閉鎖されつつある。そして、その穴を、ハードなニュースや調査報道ではなく、即席の評論や著名人のゴシップ、ソフトな物語で埋めている。」

(The Asahi Shinbun GLOBE、10月19日付メディア最前線より)