見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2011/04/16

原発なしでも電力足りる


日本の福島第一に釘付けになっている間にもリビアではどう見ても不利な戦力の反体制派がカダフィ派と決死の戦いを続けている。
写真は、国際人権団体ヒューマンライツウォッチが公表したカダフィ大佐が投下したクラスター爆弾、交戦が続くミスラタで見つかった。
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-13102328
◇リビアの激戦地でクラスター弾使用 カダフィ派

リビア内戦の激戦地、北西部ミスラタで、最高指導者カダフィ大佐派が、非人道的兵器として国際条約で禁止されているクラスター (集束)弾を使用したことが分かった。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部・ニューヨーク)が15日、明らかにした。

クラスター弾は親爆弾が空中から多数の子爆弾をまき散らし、一般市民を無差別に殺傷する。不発弾も多く、戦闘終了後も犠牲者が絶えない。国際禁止条約は昨年8月に発効したが、リビアは加盟していない。

同団体によると、カダフィ派は14日夜、少なくとも3発のクラスター弾を反体制派に対して使用。同団体の武器担当者が、現場で回収された子爆弾の薬きょうなどを調べたほか、救急車の運転手の証言も得たという。死傷者の有無は不明。

(中日新聞 2011年4月16日)


二枚目の写真は戦闘の様子がきづ跡を残すミスラタの街
(15日のBBCのニュースより)
http://www.bbc.co.uk/news/world-africa-13102164


計画停電なるものがすべて中止になったとき、行きつけのスーパーなどでよく耳にしたのが「計画停電ってなんだったの?」という普通の主婦の疑問だった。電力ピークがくると大変!といっても都区内では計画停電がない。特に、港区、千代田区、中央区は今年の夏にも停電しないとされていた。
そして発表されたのと同じく突然、この計画停電は立ち消えになる...
もしかして電力は足りているのでは? 
原発が悪玉になるのを恐れて、当初、これがないと電気のない不便な生活を強いられる、とても「原発なしには生きていけない」と思わせるねらいがあったのでは? 
そんなことが頭をよぎった...

今朝見つけた「misaのブログ」によると、
東電は過去に、所有する17基の原発全部を停めた時でさえ、停電になったことはない。
だから、福島原発が停止しても、火力・水力を全部動かせば、計画停電なんてする必要はなかった。
http://ameblo.jp/aries-misa/entry-10840015523.html

また、こんなニュースもあった
◇東京電力は3月24日、東京都武蔵野市全域を計画停電の対象から除外していることを明らかにした。東電は、同市にはJR中央線や京王線、西武線が乗り入れているため「管轄する変電所を止めると、鉄道の運行に大きな影響が生じると判断した」と説明している。
武蔵野市は菅直人首相の選挙区で、自宅がある。また、同市の松本清治市議会議員が東電に、計画停電の対象から除外するよう要請していたとされ、批判も出ている。
東電は共同通信の取材に「(除外は)政治的な圧力があったためではない」と回答した。
東電が計画停電を開始した14日、鉄道が大幅に運休するなどして混乱したため、鉄道への電力供給を優先するよう運用を見直し、結果として同市全域が15日から対象外になったという。
一方、同市議は地元住民に配布したビラに「(武蔵野市を除外する)松本清治の要請が実現しました」と記載。インターネット上で「利益誘導」などと非難された。
ホームページによると、同市議は1994~99年に菅氏の「随行秘書」を務めたという。(共同通信)

(引用元:47ニュース 2011年3月24日)
http://www.47news.jp/47topics/e/202353.php

ブログ「dukeearl」にはこうある:
お広めください!
「原発がなくなったら電力が足りないの!」という人に「いや、足りるんですよ」と自信を持ってお答えください。

◇「原子力発電所を全部止めてやっていけるのか? 」
高野雅夫(名古屋大学大学院環境学研究科准教授)

データはすべて電気事業連合会【でんきの情報広場】HPによる。

1.年間総発電量について
2009年の10電力会社の合計の年間総発電量は957TWh。
(1TWh=1テラワット時=10億キロワット時)
そのうち原子力発電による発電量はその29%にあたる278TWh。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_02/index.html
2009年の原子力以外の発電による発電量は、年間総発電量から原子力発電による発電量を引いた、957-278TWh=679TWh。
これは1985年の総発電量584TWhよりも多い。
1985年当時の電力消費量になれば、原子力発電所を全部止めてもやっていける。

2.ピーク電力について
過去の最高値は、2001年7月24日15時の183GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
原子力発電所の発電設備容量は49GW。
http://www.fepc.or.jp/present/nuclear/setsubi/sw_index_01/index.html
したがって、原子力以外の発電所の設備容量は少なくとも183GW-49GW=134GWあると考えられる。
直近のデータでは、2009年8月7日15時に171GWだった。
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/japan/sw_index_05/index.html
2009年の状況では、原子力発電所をすべて止めると、ピーク時に171-134GW=37GW不足する。これは全体の37/171×100=22%である。つまり、ピーク時の電力消費の約2割を節電すれば原子力発電所がなくてもピーク電力をまかなえる。
1985年のピーク電力は8月29日15時の110GWである。この状況になれば原子力発電所を全部止めてもやっていける。

3.まとめ
総発電量で約3割、ピーク電力で約2割の節電によって、原子力発電所を止めても他の発電所の発電設備で電力消費をまかなうことができる。これはバブル経済をやっていた1980年代後半の電力消費量にあたる。

http://ameblo.jp/dukeearl/entry-10833905957.html

◇日本、原子力発電不足分補う石油火力発電の余剰ある=IEA

東日本大震災に伴う原発事故を受けて、国際エネルギー機関(IEA)は15日、日本は原子力発電の不足分を補うだけの十分な石油火力発電による余剰能力を有している、との見解を示した。

IEAは月次報告書で「実際には、液化天然ガス(LNG)および石炭も使用することで需要に対応できる可能性が高いが、LNG、石炭の両セクターにおいては余剰発電能力がより限定的であるようだ」と指摘している。

IEAの推計によると、日本は2009年に石油火力発電能力の30%しか使用しておらず、平均で日量36万バレルの原油・燃料油を使用し、100テラワット時余りの電力を生産した。

IEAはまた「60テラワット時の不足分すべてを石油火力発電で補った場合、石油消費量は年間ベースで日量約20万バレル増加する見通し」としている。

(引用元:ロイター 2011年3月15日)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20049520110315