見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2011/05/06

浜岡原発 政府が停止要請


◇政府は6日、中部電力に対し、静岡県の浜岡原子力発電所のすべての原子炉を停止するよう要請したと発表した。

浜岡原発では、現在、4号機と5号機が運転中。菅直人首相は記者会見で、国民の「安全と安心を考えた」措置であるとし、万一、同原発で事故が起きた場合の甚大な影響を考慮したと述べた。

首相は、文部科学省・地震調査研究推進本部によると、今後30年以内にマグニチュード8程度の東海地震が発生する可能性は87%と切迫した状態にあるとしたうえで、防潮堤の設置など中長期の対策を実施することが必要であると語った。

また、浜岡原発を停止した場合の電力供給への影響については、「支障が生じないよう、政府として最大限の対策を講じていく」としたほか、電力不足のリスクは「全国民の省電力、省エネルギーの工夫」によって乗り越えていけると述べた。

(引用元:ウォールストリートジャーナル 2011年5月6日)
http://jp.wsj.com/Japan/node_232487

△浜岡原発の1~2号機は運転を停止し、廃炉も決定済み。3号機は定期検査中で、中電は7月にも運転を再開する可能性を示していた。残る4~5号機は稼働中だ。原子力安全・保安院は浜岡原発の停止期間について「2年程度と考えている」と説明した。

首相は中電への停止要請は「指示や命令という形は現在の法律、制度では決まっていない」と説明した。そのうえで「理解してもらえるように説得していきたい」と話した。

海江田万里経済産業相は浜岡原発だけを停止対象にした理由を「地震発生の可能性が他の発電所に比べ圧倒的に高い」と説明。「防潮堤や原子炉建屋の水密化工事などが完成するまでは停止するのはやむを得ない」と理解を求めた。関西電力に電力融通の支援を依頼したとして「計画停電などの事態には至らない」との認識を示した。

中電は6日夜、「経産相より19時に浜岡原子力発電所の運転停止に関する要請を受けた。当社としては要請内容について迅速に検討する」との水野明久社長のコメントを発表した。

(引用元:日本経済新聞 2011年5月6日)
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E2E4E2E1878DE2E4E2E7E0E2E3E39F9FEAE2E2E2

△浜岡原発、M8震源域の真ん中に立地

中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)は、マグニチュード(M)8クラスと想定される東海地震の震源域の真ん中に位置し、以前から巨大地震と津波で影響を受ける危険性が指摘されてきた。
東海地震は東日本大震災と同じく、海側のプレート(岩板)と陸側のプレートの境界面がずれて起きるプレート境界型の地震。静岡県の大半で震度7~6弱の揺れが起こると予想され、大規模な津波を伴う。震源域は静岡県の西側から駿河湾の地下にかけて広がると考えられ、浜岡原発はほぼ中心部の真上にある。(共同)

◇東京電力は6日、運転中の柏崎刈羽原子力発電所1号機で、非常時に原子炉を冷却するために注水する配管の弁が閉まらなくなったと発表した。
外部への放射能漏れはないという。3系統ある「低圧注水系」のうちの1系統の故障が定期試験で判明した。他の2系統は正常に作動しており、故障した弁も10日以内に復旧するとしている。

(引用元:読売新聞 2011年5月6日)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110506-OYT1T00374.htm?from=main3

◇敦賀原発2号機、7日に停止 1次冷却水で放射能濃度上昇

日本原子力発電は6日、敦賀原子力発電所2号機(福井県敦賀市、出力116万キロワット) の1次冷却水の放射性物質(放射能)濃度が上昇しているため7日に原子炉を停止すると発表した。核燃料から漏れだしている疑いがあり、燃料体を点検して破損していた場合は取り換える。
7日午前9時ごろから出力を下げていき、午後5時ごろに発電を停止、同8時ごろに原子炉を止める。同社では、東海第2原発が地震で、敦賀原発1号機が定期点検でそれぞれ停止中。これですべての原発が停止することになる。
敦賀原発2号機では2日に1次冷却水の放射能濃度を測定したところ、前回調査(4月26日)と比べて放射性ヨウ素133が倍の1立方センチメートルあたり 4・2ベクレル、希ガスが750倍の同3900ベクレルあった。その後も濃度に大きな変化はなく、燃料体に何らかの損傷があると判断した。
規制は放射性ヨウ素133が対象で同4万ベクレルまでとされ、今回の検出値は1万分の1。同機は193体の燃料を昨年2月に装荷し、同7月から燃焼させている。同社は今後、燃料体を一つずつ点検するとともに1次冷却水の浄化作業を行う。

(引用元:産経新聞 2011年5月6日)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110506/dst11050616380017-n1.htm

◇九電、川内1号機が定期検査へ 原子炉計3基が停止

九州電力は6日、鹿児島県薩摩川内市の川内原発1号機(加圧水型軽水炉、89万キロワット)について、10日から定期検査を開始し、運転を停止すると発表した。発電再開は7月下旬、営業運転の再開は8月中旬の見通し。検査に加え、配管や弁の一部などを耐久性の高いものに交換する。
九電が保有する原発計6基のうち、玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機も定期検査で停止しており、東京電力福島第1原発事故の影響で運転再開を延期している。
九電は玄海原発の2基について、同社が実施した緊急安全対策に対する国の評価を踏まえ、地元の理解を得て早期再開を目指すが、周辺自治体の意向で停止がさらに長びく可能性もある。真部利応社長は「停電は絶対避けたい」としているが、代替運転する火力発電所用の燃料調達や、工場など大口の電力消費の状況によっては深刻な電力不足が懸念される。
川内原発の桑木一郎担当課長は「7月上旬までは火力発電の燃料の確保ができている。それ以降は、燃料供給の状況次第で計画停電の可能性が否定できない」と話した。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011050601000385.html

写真は浜岡原発 中部電力は手前の砂丘が津波を食い止めるから大丈夫と請け合ったがせいぜい8メートル止まりだ
今後15メートルにも耐えられるようにすれば再稼働は可能になるだろう