見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2011/09/18

除染は幻想

日本の放射能除染について

野田内閣は本年度予算予備費2200億円を活用して放射能汚染地域の除染作業実施を決めた。2年後までに「線量半減」をめざすと言っている。
福島県内では、8月から学校や公共施設を中心に除染作業が始まっている。だが、「市民除染プロジェクト」代表の京都精華大・山田国広教授は、「誰が行うのか?どうやるのか?も決まっておらず、何の具体性もない、ただのプロパガンダだ」と批判する。
また、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」世話人・深田和秀氏は、政府が宣伝する除染は「幻想」だと言い切る。
「除染に、ほとんど効果はないし、『安全神話』に利用される可能性の方が高い。」

◇住み続けられるレベル超えた福島 政府が宣伝する除染は幻想

深田和秀:「私が除染活動に参加するのは、復興のためではありません。政府や県が宣伝する除染は、これで福島に住み続けられるのではないか?戻れるんじゃないか?という誤解と幻想を与えるのが狙いです。」

「これだけ汚染されてしまえば、福島に住み続けるのは無理で、原則として住民は避難すべきだと思っています。福島市内でも渡利地区などは、空間線量が2μSV/hもあって、除染がうまくいって半分に下がったとしても、子どもが住み続けられるレベルではないのです。」

「それでも私が効率的な除染の方法を見つけだす活動に参加するのは、現状を放置すればさらに悪くなることがはっきりしているからです。」

「政府が住宅地から除染を始めてるのは、移住を押し留めるためです。本当は、上流から地域全体を面として除染を行わなければ、効果はないのです。」

「秋になれば、落葉樹から葉が落ちて溜まります。雨が降れば、ここの放射能が農地に流れ込むでしょう。これをどうするのか?そんなことも含めて、政府は本気で考えているのでしょうか?」

「放射能に汚染された福島は、これから危機的状況を迎えるのです。政府も県も、そうした実態をいまだに隠し続けています。それでも踏みとどまる人は、必ずいます。チェルノブイリでも飯舘村でも同じです。」

「食料からの内部被曝を抑えるためには、田畑の表土を剥いで、その土を地中深く埋め戻せば、土の線量はかなり下がります。さらに、土にカリウムを混ぜれば、セシウムの摂取は避けられます。後は、水をゼオライト等で浄化し、移行係数の高い芋類を避け、放射能を吸い上げにくい野菜を栽培すればいいのです。」

「私は福島に残るでしょうが、地域に思い入れがあるからではありません。福島の現実は、"ふるさとを守れ"という、地域ナショナリズムで何とかなるような状態ではないのです。人々は、地域ナショナリズムというより、経済的にがんじがらめにされて逃げられないだけです。」

(引用元:ピープルズニュース)
http://www.jimmin.com/htmldoc/142402.htm

◇原発事故、首都圏も避難対象 菅氏、最悪予測で3千万人

菅直人前首相は18日までに共同通信のインタビューに応じ、3月11日の東京電力福島第1原発事故発生を受け、事故がどう進行するか予測するよう複数の機関に求め、最悪のケースでは東京を含む首都圏の3千万人も避難対象になるとの結果を得ていたことを明らかにした。
発生直後には、現場の第1原発の担当者と意思疎通できないなど対応が困難を極めたことを強調。原因究明を進める第三者機関「事故調査・検証委員会」(畑村洋太郎委員長)は菅氏から事情を聴く方針で、事故対応をめぐる発言は、再発防止の鍵になりそうだ。

(引用元:共同通信 2011年9月18日)
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091801000331.html