見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2012/04/03

心臓か中指を立てた拳か


戦争犯罪人ディック・チェイニーが新しい心臓を手に入れた。
これは悪いジョーダンなんかではありません。
彼が受けたのは植え込み型補助心臓。何度も心臓発作を起こし、バイパス手術やカテーテル治療を受けていたものの、心筋梗塞から心不全となって、この植え込み型の補助心臓となったらしい。
普通こんなことは考えない。あのディック・チェイニーだからこそ考えてしまう、もしも彼が早い時期の発作で逝っていたら、イラクのようなデタラメな戦争もなかったかもしれないと。彼が生きたがためにあまりにも多くの一般市民が死んでいった事実について考えないわけにはいかない。
心臓移植では彼の替わりに誰が死んだのか?

◇心臓移植、若者が優先? 71歳チェイニー氏手術で論議

心臓移植に当たって年齢は考慮すべきか
71歳のチェイニー前米副大統領が心臓移植を受けたことをきっかけに年齢をめぐる議論が起きている。医療技術の向上で、高齢でも移植を受けられるようになった半面、臓器提供者(ドナー)は不足、若年者に配慮すべきだとの意見も出ている。

心臓移植について、日本では関係学会がつくる基準で「60歳未満が望ましい」としているが、米国では医師の判断に委ねられる。

チェイニー氏は24日、匿名のドナーから提供された心臓の移植手術を受け、経過は順調という。移植までは20カ月間の待機期間があったといい、米心臓協会の担当者はAP通信に「これだけ待ったという事実が特別扱いではないことを示している」と話した。

だが、心臓医のスクリプス・トランスレーショナル科学研究所のトポル所長は、「問題はチェイニー氏が移植を受けたことではなく、だれが受けられなかったかだ」と指摘。ペンシルベニア大学のカプラン教授(生命倫理)も「移植による恩恵をより受けることのできる若い世代のために年齢も考慮すべきではないか」 と話している。

(引用元:朝日新聞 2012年3月28日)
http://www.asahi.com/international/update/0328/TKY201203280271.html