見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2012/05/18

ビエンナーレでスタンプアクション



チェックポイントチャーリーでパレスチナの入国スタンプをもらおう!

今年のベルリンビエンナーレはなんか違う!

◇ポーランドのユダヤ人復興運動(JRMIP)のこれまでにない国際的会議

JRMiPは、消滅するユダヤ人社会を再建するために、330万人のユダヤ人をポーランドに回帰させようと訴える。この運動は2007年にイスラエル生まれのアーティスト、ヤエル・バルタナ(Yael Bartana)が始めて、以来国際的に広がりをみせている。運動はヨーロッパでユダヤ人出現のための雰囲気づくりをねらう。現代の流浪の民(ユダヤ人)はヨーロッパから追放されたのと同一ではないし、また今日のヨーロッパ人は民族浄化に責任を負うヨーロッパ人ではない。これは再び結びつくのにふさわしい機会かもしれないし、ヨーロッパとイスラエルをよい方に改める好機かもしれない。
会議は毎日8時間続く。

(参考資料:ベルリンビエンナーレ 11 May 2012)

◇パレスチナ国家
KHALED JARRARと一緒にスタンプ・アクション

パレスチナ人アーティストKhaled Jarrarは、存在していない国の実在を宣言することに決めた。彼はパレスチナ国家のためパスポート(入国審査)スタンプを作り出し、イスラエルの境界管理体制に異議を唱える。このスタンプは主権のある独立国家を意味し、パレスチナ領土の暴力的な細分化への抵抗を意味する。ドキュメントにスタンプを押すのに同意する人々は、パレスチナの主権の要求を支えてその地位をはっきり示す個々の政治的なカミングアウト(自分の考えを明らかにする)を行なう。
ビエンナーレ会期中の5月12日午前11時から午後7時までのあいだに、ベルリンのチェックポイントチャーリー(1989年までの東西ベルリン間の検問所)でKhaled Jarrarから君のパスポートにスタンプを押してもらおう!


◇2012年の第7回ベルリンビエンナーレのキュレーターはポーランド人アーティスト、アルトゥール・ジミェフスキに決まる

1966年ワルシャワ生まれのジミェフスキは、主にドキュメンタリービデオや写真を使って社会や政治のシステムについて問いかける作品を発表している。
また、政治・出版活動を行う団体「クリティカ・ポリティチュナ」に所属するアクティビストとしても活動する。
2010年7月9日ー8月22日京都国立近代美術館「Trouble in Paradise/生存のエシックス」に出品した彼の作品「デモクラシーズ」(2009)は、ワルシャワ、ベルリン、パレスチナを中心とした各公共空間において、あらゆる主張や背景を持つ人々が発言する様子を記録する短編ドキュメンタリー映像からなる約2時間の作品だ。