見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2013/09/14

ニューヨーク市の転換点


経済的には豊かになった、治安もよくなった、でも行き過ぎじゃない?
経済成長のために学校や病院といった足場を固める大事なものを見失っているのではないか、治安の確保という名目で特定の人種を無差別に尋問し身体検査する「ストップ&フリスク」プログラムは本当に必要か?
そんな疑問を抱いている人々の声をデ・ブラジオ候補は代弁する
写真はデ・ブラジオ候補と息子のダンテ君

◇ニューヨーク市は50年で最も進歩的な市政をすぐにも選ぶ用意をしている

億万長者マイケル・ブルームバーグ市長の市政3期目のあと、今週はじめに行われたニューヨーク市予備選の明らかな勝者として進歩的候補者が浮上しました。ブルームバーグが採用するニューヨーク市警のやり方"stop and frisk(路上で呼び止め、職務質問、身体検査)"に反対し、富める者と貧しき者とのあいだの拡大する不平等と対決すると誓ったあとに市長候補のビル・デ・ブラジオ(イタリア系白人、妻は黒人、息子はビッグなアフロ)が民主党の他の候補をリードしました。市議選候補者の競争でも若い進歩的候補者が驚くべき勝利をもぎ取りました。デモクラシーナウ!の共同司会者でニューヨークデイリーニュース紙のコラムニスト、ホアン・ゴンザレスは、「ニューヨーク市は50年で最も進歩的な市政を選ぶ転換点にある」と言います。

エイミー・グッドマン:ところでホアン、ニューヨーク市の予備選が行われたところです、それで、少なくとも民主党予備選では結果はまだ不確かです、そしてあなたはニューヨークデイリーニュース紙にこれについて書いていますね。

ホアン・ゴンザレス:そうです、でも今は、その動向はかなり明らかだと思います。ニューヨーク市がおそらく50年で最も進歩的な市政を選ぶ転換点にあるということだと思います。一方では最も注意を惹いたのが市長選で、ビル・デ・ブラジオが現在リードしていて、おそらく民主党の指名を受けるでしょう。実際、デ・ブラジオは非常に進歩的な選挙を行っており、ニューヨーカーの47%が貧困レベルかほぼ貧困レベルにあるニューヨーク市の収入の不平等に集中させています、デベロッパーや経済界に対するすべての税の優遇措置と、よりよい一般教育や幼稚園の拡大のために支払う富裕層への増税で、制御する必要性について語ります。つまり、彼のキャンペーンは実際に多くのニューヨーカーが直面している現実に共鳴させます、それが彼が連立を急ごしらえできた理由だと思います。多くの人の注意を惹かなかったもうひとつの顛末は市議会選で生じていることです、ニューヨーク市議会には51名の市議がいます、若手革新派が市くまなくで出馬するだけではなく選挙にも勝ちました。同様に、ブルックリン、ブッシュウィックとウイリアムズバーグ地域で若い進歩的なラティーノが何年もずっとブルックリン北・中央を統治してきた保守派のボス、ビト・ロペスを負かしました。また、初のメキシコ系アメリカ人市議となるような人たちもいました、カルロス・メンチャカもまた、いわば組織的候補の保守的なラティーノ、アッパーウエストサイドのヘレン・ローゼンタールを破りました。ニューヨーク市全域で若い革新派が出馬して勝ちました、それは市の政治に実際に影響を及ぼすことになり、市長の職のみならず市議会もまたここ数十年の市議会よりずっと進歩的になると思います。

エイミー・グッドマン:そして民主党の候補は誰であれ、共和党のジョー・ロータの挑戦を受けて立つことになります。

http://www.democracynow.org/2013/9/12/juan_gonzlez_new_york_city_poised
朝日新聞によると、11月に行われるニューヨーク市長選の候補者を決める10日の予備選で共和党は元副市長のジョセフ・ロータ(58)が勝利。民主党は市政監督官のビル・デブラシオ(52)が約40%の得票を集め、トップに立った。暫定投票なども数えた結果、デブラシオ氏の得票が4割を超えていればロータ氏との本選に進み、届かなければ予備選で2位となった元市監査役のウィリアム・トンプソン(60)との決選投票が行われる。ニューヨーク・タイムズによると、投票結果の確定には数日かかる見通しという。