見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2013/10/14

裏付けられるポロニウム毒殺


◇ランセット誌:アラファトはポロニウム210で毒殺

by CCTV NEWS 13 October 2013

一目置かれるイギリスの医学誌ランセットによる報告は、パレスチナ指導者、故ヤセル・アラファトが放射性元素ポロニウム210で毒殺された可能性を証拠立てた。

医学誌はスイスの科学者らによる昨年の研究の同僚の再検討を発表した。それは、アラファトの血液や尿、衣類や歯ブラシに付着した唾液のしみに高レベルの高度の放射性元素を見つけ出した彼らの専門を裏書きした。

パレスチナの指導者は、ヨルダン川西岸の囲いをめぐらした敷地内に2年間事実上監禁されたあと、2004年にパリ近くのフランスの病院で亡くなった。

2012年11月にスイス、フランス、ロシアの専門家が彼の遺体を掘り起こして毒殺の可能性を調べるためにサンプルを採取した。それはアラファト個人の付属物にポロニウムの痕跡があったと主張するアルジャジーラで放送されたドキュメンタリーによって促された。

http://www.informationclearinghouse.info/article36508.htm
▽2012年7月6日フランスAFP通信の記事

2004年に死去したパレスチナ解放機構(PLO)の故ヤセル・アラファト議長(当時)の死因がポロニウムによる「毒殺」だった可能性が浮上しているが、この強力な放射性物質については通常、軍事および科学界の外で目にすることはほぼ皆無である。

ポロニウム210は、ウラン鉱石に自然に含まれる放射性金属で、非常に強いアルファ線(荷電粒子)を放出する。

アラファト氏の死因との関連で注目される以前にも、2006年にロシア連邦保安局の元情報局員、アレクサンドル・リトビネンコ氏が英ロンドンの病院でポロニウム中毒とみられる症状を発症して死亡した際に話題となった。

ポロニウム210は、微量ならば土壌や大気など自然界や人体にも存在するが、非常に毒性が強いため、多量に経口摂取すると体内組織や臓器が破壊される。非常に希少で、ウラン10グラムあたりに含まれる量は最大でも10億分の1グラムしかない。

アルファ線を放出することから、産業用では研究や医療目的で用いられるほか、発熱する性質を利用して宇宙探査機などの部品にも使用されるポロニウム210。通常での産業利用においては、人体への悪影響は考えにくいとされている。

また少量のポロニウム210は、たばこにも含まれている。タバコ葉の栽培で使用されるリン酸肥料から吸収されるためだ。

ポロニウムは1898年、フランスでピッチブレンド(瀝青ウラン鉱)が発する放射線について研究していたピエールとマリー・キュリー夫妻によって初めて発見された。キュリー夫人はこの放射性物質を、当時、国土の大半がプロイセン、ロシア、オーストリアに割譲されていた祖国ポーランドにちなんで、ポロニウムと名づけた。

http://www.afpbb.com/articles/-/2888258?pid=9221637