見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2013/11/11

サイバー暗殺 請負人

◇独占記事:誰がマイケル・ヘイスティングスを殺したか?
OCCYPY.COM 24 October 2013 by Carl Gibson

6月18日早朝、突然加速したときピカピカのメルセデスC250クーペはハリウッドのハイランドアベニューとメルローズの交差点を疾走していた。目撃者によると、ヤシの木に激突してぱっと燃え出す前にクルマはどんどん加速して数回はね上がると制しきれなくなって尾部を左右に振った、そしてエンジンを200フィート遠くに噴出する。

事故に隣接して立つ家の目撃者Jose Rubalcalvaは、クルマが爆発し続けているために誰も燃えるクルマに近づけなかったと、ニュース局Young Turksのアナ・カスパリアンに告げた。2013年型C250クーペのシミュレートしたまるみえの衝突実験では、クルマは当たった瞬間に爆発しないし、またエンジンを200フィート遠くに投げつけない。

実際、ロングビーチのメルセデスベンツ・ディーラー Nael Issaは、「クルマにはこまかく砕けるゾーンがある、だから衝突するとアコーディオンのようにはまる。そして場合によってはエンジンが落ちる、だからあなたにはぶつからない」と言っている。

事故死のドライバーはローリングストーン誌の不正を徹底的に調査し追求する最優秀の記者、33歳のマイケル・ヘイスティングスだった。

ヘイスティングスの偶発事故とやらから4ヶ月、主流メディアの乏しい報道にもかかわらず、新事実と証拠がわかり続けて、ジャーナリストは暗殺されたのかどうか、使われたかもしれない異例のサイバーテクニックの範囲、そして誰に責任があるのかについて、重大な返事のない疑問を持ち出す。

脅迫、不安の種、ウソ

(中略)

ヘイスティングスは、アメリカの軍事行動についてよりダークサイドを明らかにした新聞ダネを報じ続けた、それには陸軍の心理作戦展開の調査、もっと多くの戦費を確保するために戦闘地帯を訪れるアメリカ上院議員に関する調査が入る。

ヘイスティングスの2012年の著書「The Operators: The Wild and Terrifying Inside Story of America’s War in Afghanistan」で、ヘイスティングスはマクリスタル将軍の側近のひとりに接近されたことについて書いた。「もしもあんたが書いたものを我々が気に入らないとしたら、我々はあんたを追いつめて殺す」と名指しされてない側近は言った、側近はのちに自分のコメントについてヘイスティングスに謝罪した。

ヘイスティングスは後に書いている、「僕はクレームに邪魔されなかった。人を殺すことが仕事の野郎のグループについて報道していたときはいつだってたいてい連中のひとりが僕を殺すつもりだと話に出していた。」

だが、ヘイスティングスの人生の最終期の間、彼らのおどしは決してエスカレートした状態ではなかった。

LAウィークリーがヘイスティングスの隣人、Jordanna Thigpenにインタビューし、彼女は5月に司法省のAP通信電話記録押収について読んだあと彼が監視の標的だったのをヘイスティングスは確信したと言った。元契約者のエドワード・スノーデンから6月上旬にNSAの国内スパイプログラムに関して詳細が明らかになったとき、彼はさらに用心深くなったと彼女は言っている。

「彼は怯えました、そして街を離れたいと望みました」とThigpenは言っている。

彼が死ぬとき取り組んでいた新聞ネタは、オバマ大統領の外国無人機プログラムの最高立案者、ジョン・ブレナンCIA長官に集中した。それは特に、ワシントンで不正を追求し調査するジャーナリストとその情報源を追跡する政権の見張り番としてのブレナンの役割に関係した。

昨年2月に会社のeメールがハッキングされてウィキリークスによって世間に公表された、CIAとうまくやる民間警備会社ストラットフォー(Stratfor)のこのeメールは、ブレナンが本当に"不正を追跡し調査するジャーナリストの魔女狩り"を支持していたのを暴露する。

彼が亡くなる夜、ヘイスティングスはウィキリークスの弁護士ジェニファー・ロビンソンに連絡していて、ニュースサイトBuzzFeedの同僚にメールを送っていた、それには彼がでかいニュースネタに取り組んでいて「レーダーから去りひとリになっている」とあり、連邦当局が彼の友人を面接したことで懸念に言及していた。ヘイスティングスは、アフガニスタンで軍にぴったり囲まれた取材時代から知っていた友人ジョー・ビッグス軍曹補佐に電子メールでブラインドコピー(送付先を知らせずに)した。

LAウィークリーによると、事故死のまさに数時間前、ヘイスティングスは自分のクルマのコンピュータシステムがハッキングされているのではないかと疑ったため、隣人のボルボを借りたいと頼んでいた。

汚いやり方、犯罪を疑ったりはしないとロサンジェルス警察は繰り返し述べている。ヘイスティングスの死後、疑われるFBIは、ジャーナリストは少しも調査中でなかったのを確認した。

だが、9月にニュース局アルジャジーラによる情報公開法の請求のあと、編集されたFBI文書が明るみに出たとき、その声明はあからさまに否定された。アフガニスタンで捕らえられていた米兵にインタビューした新聞ダネのせいでヘイスティングスが実際に調査中だったことを、アルジャジーラが事実として提示した。

サイバー暗殺とはこんな格好のものか?

ニューメキシコでジョイスティック(手動操作装置)を操作する男が、大統領の"殺しのリスト"に顔を見せる世界のどんな人物に対してもリモコンで操作される暗殺を実行できる認可されてない無人機戦争行為の時代には、同類の能力とテクニックが自宅近くで使用されているのを想像することは強引なこじつけなどではないかもしれない。

ビル・クリントンとジョージ・W・ブッシュ両政権下のテロ対策ボス、リチャード・クラークが、ヘイスティングスの事故は「クルマサイバー攻撃とは矛盾がない」ように見えるとハフィントン・ポスト紙に語っている。

どういうことか?サンディエゴのカリフォルニア大学コンピュータ技術教授ステファン・サベージによると、どのメーカーのどんな車両のコンピュータシステムもハッキングされる可能性がある。

Occupy.comとの電話インタビューで、サベージは彼と彼のチームが行った一連の実験を説明した、その実験で彼らは遠く離れてクルマのコンピュータシステムをハッキングした。「人がクルマを恣意的に制御する点について話しているのなら、かなりの時間がかかる」とサベージは言った。「もしも乗っ取って壊したいなら、そんなに複雑にならない。」

クルマのすべてのコンピュータは互いにつながり、ひとつの構成部分によって橋をかけられて、それと同じ構成部分によって欠陥を生じると、サベージは説明した。結果として「私たちはクルマの中の会話を聞くことができて、セルラーネットワークからアクセルとブレーキのような動力伝達経路にあるすべてを乗っ取ることができた」と彼は言った。

遠く離れて車両を操作する範囲と能力に関して、「私たちは1000マイル遠くから脆弱性に気づいた」と彼は言った。

上できの実験が報告された後、クルマのコンピュータシステム用のサイバーセキュリティに新たな革新を駆り立てるメーカーからの大きな反応にサベージは注目した。「彼らは新しい人間を雇うことに何百万ドル費やしてサイバーセキュリティが彼らが真剣に取り組む必要のある重要ごとだと認めた」と彼は言った。

激しい事故の後、ヘイスティングスの黒焦げになった遺体は急いで火葬されたが、ジャーナリストの身体の組織にメタンフェタミンとマリファナの痕跡があったことを指摘する報告書をLAの検視官が発表する前ではない。主流メディアは急に、彼は例の才能ある若者だったが自分の命を悲劇的に終えた制御できない麻薬常用者との切り口(視点)に飛び移った、より単純なひとくだりのほうを選んでヘイスティングスの複雑な真相話をしきりと簡単に片付けたがる。

ヘイスティングスの身体のドラッグは事故とは無関係だったと裁定されたとNBCサザンカリフォルニアがはっきりと報道するにもかかわらず、メディアが報道でヘイスティングスの名誉を傷つけるのを止めなかった。

「軍が実際に従事したことについて新聞ダネを書くことでマイケルがメディアを困惑させたとき、繰り返される全般的な発言は"よくもまあ!"だったとYoung Turksのホストでヘイスティングスの友人、Cenk Uygurは言った。「誰かが頭を上げて同調しない時はいつでも、全般的に主流派によって忌み嫌われる。また彼のことを妬みもした。メディアはまったくマイケルのファンではなかった。」

(中略)

外部委託という恐ろしいブランド

この4ヶ月、政府のスパイ行為から高まる緊張と拡大する内部告発者追跡の真っ最中に、多くの人がヘイスティングスの死はCIA、NSA、FBI、他の連邦機関が連座する陰謀の産物だったと推測した。議論ほどでなかったのは、ヘイスティングスが民間の契約者(請負人)によって暗殺された可能性だ。考えられるところではイラクやアフガニスタンで軍事作戦にかかわったかまたは参加したのと同じタイプ、今日、その数千人が現役のままである。

民間防衛請負人が罰すべきひどい犯罪を海外で犯した後でさえ、その同じ会社が彼らの犯罪に対して責任ゼロでアメリカ政府から入札なしの契約を受け続ける。彼らの行政官が訴訟を起こすのを妨げる強制的な仲裁協定に輪姦の犠牲者を無理やりサインさせる間、KBRのシャワーが軍隊を感電死させた。ハリバートンは政府に何千万ドルも不当請求した。そしてブラックウォーター(Xe)の創設者エリック・プリンスは彼自身が犯罪の関与を立証されて会社を通じて反イスラム教の十字軍(粛清運動)を指揮することを言った。

911以降、民間の軍事請負人に驚くべき金額、約3兆3000億ドルを支出したことをこの図解が示す。
http://www.facethefactsusa.org/facts/fed-contractors-profit-war-terror
だが、ムダになる大金と戦争で暴利をむさぼる民間会社によって遂行される犯罪以上に、めったに議論にならないのは、アメリカの軍事外交政策の決定に関して彼らの統治を固めてきている過去10年のこれらメガ会社の増大する優勢感が全面的に浸透することだ。

ヘイスティングスの不可解な死が提起する問題は、より深刻な真実は目に見えないままであること、そしてなにも最重要事項をおびやかさないことを保証するために、彼らがテクノロジーと戦場で磨かれた戦略を展開するとき、同じ民間の軍隊が戦争を自国でする気になることがあるかどうかである。

「彼らが望むほとんどすべてのことをするために、政府はこの民間の個人と会社に法的権限(能力)を与える」、「それには人を殺すために彼らを雇うことが入る。そして常に彼らがされてきたと同様の罰を受けずに彼らがそれをし続けるとき、あなたは驚くことになる。単に時間の問題にすぎません」とUygurは続けた。

ヘイスティングスはたびたびThe Young Turksに寄付をした。そしてヘイスティングスがロスに引っ越したとき、二人はそれぞれのショーの前後によく話したとUygurは言った。ヘイスティングスを好きじゃない民間請負人がたくさんいたとUygurは言っている。

「ある瞬間に、彼らは勝手に制裁を加えるだろう」とUygurがほのめかした、そして「まあ、私たちがイラクとアフガニスタンで人々を殺すために雇われたとしたら、ここで殺さない理由は?彼らはここでやっている?私にはわかりません。」

事実を求めて

ハイランドアベニューとメルローズの交差点のちょうど南、ハリウッドのハンコックパークの近所で6月にマイケル・ヘイスティングスのクルマが衝突、爆発して炎上したヤシの木は、約20フィートの高さが黒く焦げたままだ。クルマのパーツが木の底辺に埋まるそこには、横一列に「THE TRUTH WILL SET YOU FREE(真実があなたを放免する)、次の列に“#HASTINGS” と書かれたポスターが取り付けられている。軍隊のメダルも木にとめられている。

「友人、家族は彼を知っている、彼はおばあちゃんのように運転すると誰もが言う、だからまさしくその点で、彼がしでかしたことには思えない」と事故から一週間後フォックスニュースのMegyn Kellyのインタビューでヘイスティングスの友人、ジョー・ビッグス軍曹補佐は言った。「彼のことを気遣うたくさんの友人、家族がいた。彼の人生は申し分なかった。彼があのように常軌を逸した行動をして制御できないまねをするなど、ありえない。」

BuzzFeedで公表されたヘイスティングスの最後の記事は、オバマ大統領、ジョン・ケリー国務長官、上院軍事委員会カール・レヴィン議長を含む民主党指導者を、ブッシュ時代に批判してきたと同様の国内スパイ行為プログラムを彼らが支持すること、しかもオバマ政権下で拡大を進めたことをあばいた。

ヘイスティングスの最も記憶に残ることばはこれだ。「大多数の読者のために書くとき、ことごとくの文章に事実を含めろ。」そして、事実が伝わるとき、彼が計画的に殺されたかどうか、誰によってか、マイケル・ヘイスティングスの死の隠れた真実は、彼が書いていたアメリカ人が突きつけられる覚悟をする事実よりずっと途方もなく、あからさまで、もっと危険な顛末を打ち明けるかもしれない。

http://www.occupy.com/article/exclusive-who-killed-michael-hastings