見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2017/04/29

ジョナサン デミ がいなくなる

デイヴィッド・バーンからのメッセージでジョナサン・デミの死を知った…

昨晩、ぼくの友人、監督のジョナサン・デミが死んだ。

ぼくは80年代にジョナサンに出会った、トーキングヘッズがツアーをやっていたときで、結局ジョナサンがそのツアーを撮影し、映画「ストップ・メイキング・センス」に仕上げたんだ。ツアーしている間、ぼくはコンサートがうまくいっていたので映画として挙げてみたらどうかと思った、そして共通の友人がぼくたちを紹介した。彼の映画「メルヴィンとハワード」(1980年公開ニューヨーク映画批評家協会監督賞受賞)や「Citizens Band (別名 Handle With Care)」がぼくは大好きだった。単独にこれらの映画から、人は普通の人々についての彼の慈愛を感じ取ることができた。その慈愛は表面に現れて彼の生涯の間ずっと何度も何度も一目瞭然だ。ジョナサンはまた音楽の大ファンでもあった、そのことは彼の映画を見てもわかる、多くは彼が大事にした、たいてい無名のアーティストによる歌でぎゅうぎゅう詰めにされる。彼はレゲエ・アーティストの歌またはハイチのレコードをたいてい喜びにあふれ、予想外の状態で、物語を描いた作品にすべり込ませる方法を見つける。

ぼくたちは出会ったとき見解がまったく一致した、そしてトーキングヘッズのマネージャーをしていた故Gary Kurfirstが、「ストップ・メイキング・センス」を撮影する金を見つけだした。映画撮影のために、ぼくたちはツアーの最終段階でLAのPantages Theatreに4夜出演契約した。ジョナサンは旅の途中でぼくたちに加わってバンドやコンサートと親密になった。ジョナサンは映画撮影の間、ちょっとした悪夢を経験していた、彼がちょうど撮り終えた「スイングシフト」というでかい予算の映画の部分をスタジオとスターが撮りなおすことを望んだんだ。彼は昼間それに対処して夜はぼくたちの低予算映画を撮影していた。どちらの映画が記憶されていると思う?「スイングシフト」は第二次世界大戦中のアメリカの工場の女性労働者への共感で占められるというもので、彼の他の作品の多くと同様、感情が押しやられる特性の映画だ。

「ストップ・メイキング・センス」もまた感情が押しやられる特性の映画だった。ジョナサンのスキルはコンサートをほとんど劇場の一篇のアンサンブル作品として見ることだった、そこで登場人物と彼らの気まぐれが観客に披露される、そしてそれぞれ異なった人格を有する人々としてバンドを知る結果になった。ある意味で彼らは君たちの友だちになった。彼の人物への集中がどのように重要かを知るために、ぼくもまた音楽や演出や照明に集中した、それが映画をなにか一風変わった特別なものにした。ジョナサンは編集やミキシングの間も信じられないほど寛大だった。彼とプロデューサーのGary Goetzmanは、バンドの中に含まれるぼくたちの存在を印象づけることになった、彼らはぼくたちが言わなければならないことを聞きたがった。その包含関係がぼくに大いに霊感を与えた。ぼくは前に音楽ビデオを監督していたけれど、ジョナサンのこの指導は特徴をなす主要作品を作ってみるようぼくを勇気づけた。ぼくが「トゥルーストーリーズ」を創り出していたとき、ジョナサンはぼくを助けた、ぼくは彼の映画「サムシング・ワイルド」に歌を書き、「Married to the Mob(邦題:愛されちゃって、マフィア)」のために背景音楽を書いて、ぼくたちはRule of the Coolと呼ばれるロバート・ファリス・トンプソンにスポットをあてて扱う決して完成しないドキュメンタリー映画にテスト用の画面を製作した。ジョナサンはさらに多くの主要作品を作り続けた、大いに成功したものもあれば、それほどでもないのもあった。彼はこれらの作品にいくらかのドキュメンタリー映画や音楽映画をちりばめた。ドキュメンタリー映画は全くの好きでする仕事だ。それらの映画は賛美されていないヒーローたちの賞揚の傾向がある、ハイチの作物学者、活動家(従兄弟)、牧師やハリケーン・カトリーナ(2005年)後のニューオリンズで驚くべきことをする普通の女性。フィクション映画、音楽映画、ドキュメンタリー映画はすべて情熱と慈愛でいっぱいになる。彼はよく、日常生活を描いたジャンル映画であるものを非常にパーソナルな表現に変化させた。彼の世界観は寛大で、思いやりがあり、生気に満ちて、精力的だった。彼は弱まっていた今年でさえ、TVシリーズの話を監督していた。

ジョナサン、ぼくたちはあなたがいなくて寂しく思う。
David Byrne
  April 26th

http://davidbyrne.com/journal/jonathan-demme-rest-in-peace

2017/04/26

ハンプティ・ダンプティ


アメリカでは連邦の判事がトランプの大統領令を停止した
フランスではもし極右ルペンが大統領になったら官僚を辞めると立場を明らかにするなど、
司法しかり、役人しかり、きちんと彼らの仕事をする



ハンプティ・ダンプティ:一度こわれると元どおりにもどらないもののこと。


◇Humpty Trumpty(ハンプティ・ダンプティのもじり)が、彼の重要な壁をあとまわしにする
ガーディアン紙 25 April 2017 by Tom McCarthy

ちょっといい?大統領が重要な選挙公約に関して手を引く… イヴァンカ・トランプがあざけられる… 聖域都市へのトランプの大統領令を判事が止める… その他今日のアメリカ行政のすべて。

1.国境の壁の請求をトランプが引っ込める
ドナルド・トランプはメキシコとの国境の壁用の財源は政府の機能停止を避けるための立法府の待遇に含められるとの請求を取り下げた。しかしながらあくまで「壁は建設されることになる」とトランプは記者らに主張した。

2.イヴァンカ・トランプが不平の声で迎えられる
ベルリンでのG20女性サミット(ウーマン20)に登場するイヴァンカ・トランプは、彼女の父が女性の擁護者であって「家族を支えることですばらしいチャンピオンだった」と述べた。観客は聞こえるように目をぐるっと回した。イヴァンカは表面をとりつくろわれるはずがない。

3.“聖域都市”への大統領令を判事が止める
移民(空港での入国管理)当局との協力を限定する都市、いわゆる“聖域都市”への財源(連邦資金拠出)を打ち切る大統領令をカリフォルニア州の連邦判事が一時的に停止した。

移民当局との協力を限定する都市を標的にする大統領令に従事する訴訟において判事が一時的に裁定を出すとして、政権にとって新たな法律上の後退

https://www.theguardian.com/us-news/2017/apr/25/trump-sanctuary-cities-funding-executive-order-blocked

2017/04/24

芯まで腐る

4月19日のハードニュース    

◇シリア北部と東部の空爆が20人の命を奪う
IS(イスラム国)が固守するシリア東部の町を襲ったアメリカ主導の連合軍によって行われたらしい夜通しの空爆が少なくとも10人を殺害し、多数を負傷させる。

http://www.thespec.com/news-story/7249523-activists-airstrikes-in-northern-and-eastern-syria-kill-20/

◇シリアのアレッポでの爆弾が6人の命を奪い、30人を負傷させる
19日水曜シリア第2の都市アレッポで爆弾が6人の命を奪って30人以上が負傷したと国営TVが報じた。

https://au.news.yahoo.com/world/a/35089924/bomb-in-syrias-aleppo-kills-six-injures-30-state-tv/#page1

◇調査より先に軽蔑
フランスはアサドが化学物質を用いて攻撃を行った証拠があると言う
「進行中の調査がある… 私たちは政権がこれらの空襲を行った証拠を提供する」と、水曜、フランスの外務大臣ジャン=マルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)がLCPテレビに語った。

http://www.independent.co.uk/news/world/middle-east/syria-assad-chemical-attack-france-says-it-has-proof-khan-sheikhoun-a7691476.html

◇アメリカ、オーストラリアの顧問といっしょにイラク部隊がISISのマスタードガスで攻撃される
4月16日の攻撃から兵士6人が呼吸問題で苦しんで戦地のクリニックで処置された。

http://www.cbsnews.com/news/iraqi-unit-with-us-australian-advisers-hit-by-isis-mustard-agent/

◇イエメンでアメリカはアルカイダの疑いをかける“不審者”7人を殺害
イエメン北東部地方のマリブで2つのアメリカの無人機攻撃が少なくとも7人のアルカイダの疑いをかける工作員を殺害したと、水曜、保安担当者が述べた。

http://www.khaleejtimes.com/region/mena/us-drone-strikes-kill-7-al-qaeda-suspects-in-yemen

◇サウジの封鎖がイエメンを無力にして大災害を引き起こしている:国連の専門家
人権の享受に関する一方的な威圧的措置の悪影響に従事する国連特別報告者Idriss Jazairyが水曜遅くに声明でイエメン人の窮状に懸念を表明した。

http://en.abna24.com/news/middle-east/saudi-blockade-paralyzing-yemen-causing-catastrophe-un-expert_823681.html

◇リビア沿岸沖を漂流する救命ボートで数十人の難民が見つかる
ヨーロッパに到達する試みで死亡する難民の数として、リビア沿岸沖を漂流するボートで死体で発見されたほぼ30人の移住者は最高記録に達する。

インディペンデント紙 19 April 2017
http://www.independent.co.uk/news/world/europe/refugees-dead-dinghy-libya-coast-migrant-boats-easter-weekend-8300-rescued-mediterranean-sea-a7690926.html

◇ワシントンは世界を核戦争の瀬戸際に突き動かす
「わずかここ2週間の中でシリアとアフガニスタンでとった行動において世界は我々の新大統領の威力と決意に立ち会った」と韓国への挑発的な訪問の間にペンス副大統領が宣言した。

http://www.wsws.org/en/articles/2017/04/18/pers-a18.html

◇西海岸を核攻撃で壊滅させる?
 アメリカに対する北朝鮮の“脅威”をBBCニュースが大げさに売り込む

“主流メディア”の長年にわたる職務のひとつは、誰が“いいやつ”かについて政府のイデオロギーを伝達することだ、いいやつは、“我々”と我々の同盟国、“悪者”はと言えば、プーチンのロシア、サダムのイラク、チャベスのベネズエラ、カダフィのリビア(ブレアによってしばらくの間、名誉回復を行われるまで)、そして北朝鮮だ。
もちろん、我々はしばしば悪者が政権につくのを助け、彼らに毒ガスさえ与えて武器を売却し、終始変わらずに万難を排して彼らを支える。だが、そういったすべてをかたわらに置こう。

http://www.medialens.org/index.php/alerts/alert-archive/2017/843-nuking-the-west-coast-bbc-news-massively-hypes-north-korean-threat-to-the-united-states.html

◇ベネズエラのクーデターにアメリカがゴーサインを出した:マドゥーロ
「国にすさまじい暴行と死を発生させるために、水曜日、右翼によって指令された動員を攻撃するために野党によって送られる武装した司令部隊」を治安部隊が逮捕したとマドゥーロ大統領は言った。

ベネズエラにおけるすさまじい暴行-メディアが伝えないことがここにある
http://www.telesurtv.net/english/news/US-Has-Given-Green-Light-to-Coup-in-Venezuela-Maduro-20170418-0042.html

◇芯まで腐っている:
イヴァンカ・トランプが中国の主席と食事をした同じ日に彼女は中国の登録商標を獲得した
大統領の娘が政治上のキャリアを巧みに作るとき、幾つかの店が彼女の製品を制限することやボイコットにもかかわらず、彼女のブランドは繁盛している。

http://www.latimes.com/business/la-fi-ivanka-trump-brand-20170418-story.html

◇イヴァンカ・トランプが中国で今話題の売れ筋商品になる

商標イヴァンカの名前への注文殺到は、特に彼女が旧暦の新年期間にワシントンの中国大使館を訪問した後、中国で高まる彼女の人気に結びつけて考えられる。

https://www.rt.com/business/378086-chinese-firms-ivanka-trademark/



2017/04/19

トランプ ブランドなんかいらない

◇トランプ・ブランドを窮地に立たせる方法
The Intercept April 13 2017
by Naomi Klein

売りすぎの便から無理やり手荒く連れて行かれた乗客のビデオが出てきたあとユナイテッド航空の株が暴落する。ペプシソーダ缶を一杯やりながら和睦している警察とBlack Lives Matter(黒人の命が大事)がらみの抗議者を描写する広告をペプシがはずす。司会者ビル・オライリーに対する性的ハラスメントや暴言の申し立てを解決するにつき、新たなかなりの支出金の発覚後、フォックスニュースが広告主の大脱出に直面する。

これらすべての論議からわかってくる唯一の教訓があるとすればそれはこれだ:しばしば、会社の顧客への“約束”として理解される強力なブランドイメージを中核として組織される機関(団体)は、そのイメージが痛めつけられて約束が破られたと思われるとき、えらく面倒なことになっている。これらの事実は、特にそのプレッシャーがやかましくて組織的にまとまりをもつとき、国民のプレッシャーに対して会社のブランドを激しく脆弱にする。

このすべてはブランドマネージャーや消費者活動家によって長いあいだ理解されてきた、だがそれにはペプシコーラの株価またはユナイテッドの危機管理チームの悲運をはるかに越えて及ぶ潜在的重要性がある。それは、スピンオフ(副産物)ブランドとして最もよく理解される家族と共に、歴史において初めてアメリカ合衆国の大統領が完全に金儲けのためにその質を落とす(商品化される)スーパーブランドだからである。

ホワイトハウス衛星に変形させた特性のためにありついている無料の広報からであろうと、単にトランプのブランド名が一日だいたい億兆回くらい全世界にわたるマスコミで繰り返されるためであろうと、いずれにせよ、倫理的規範の観点から、トランプ王朝がすでに大統領の地位からかなり利益を得ているうえは、これは同じくらい沼地にはまり込む。

もっと厄介なのは、秘密手段の政策決定に圧力をかけることや権力の悪用のための多くの機会だ、贅沢なイベントのためにその資産のひとつを選ぶことでより、または新たな進展を求めてトランプの名を賃借するために暴騰した価格を支払うことでより、大統領一家の機嫌を取るのにより効果的な方法はなにか?

ジャーナリストはしばしばこれらの抵触を指摘した、そしてトランプと彼の子どもはふてぶてしく肩をすくめて応酬した。これは非常に単純な理由で起こっている:トランプは、選ばれた代表が有権者に対してや合意されたきまった規範に対して説明責任がある通常の政治の原則に基づいて行動していない。彼は強く印象づける銘柄付けの原則に基づいて行動している、そこにおいては会社は消費者・顧客が特定のブランド品に対して抱くイメージに対して説明責任があるのみだ。

ほらこの点で吉報だ:ペプシ、ユナイテッド、フォックスニュースの最近の労苦が私たちに教えるようにブランドにはブランド特有の脆弱さがある。そしてブランドが顧客に対してなにを約束したかについて正確に理解する限り、それは有益でありうる。

私の最初の著書「No Logo: Taking Aim at the Brand Bullies.(ブランドなんかいらない)」になったリサーチ、1990年代半ばのブランドを素材とする圧力キャンペーンやボイコットについて書き始めて以来ずっと、それは私が長い間研究してきている現象である。私が知ったのは、たとえうわべはいかに道徳規準を持たなくても、どんなブランドでも、適切な戦略でかなりぐらつかせることができるということだ。

だから、それを念頭に置いて、さあこれが彼が理解する唯一の専門用語、彼自身のブランドで、大統領と戦いを始めるための迅速かつ簡単なガイドだ。

△ナオミ・クラインの新著、「No Is Not Enough: How to Resist Trump’s Shock Politics And Win the World We Need(否定が足りない:トランプのショック・ポリティクスに抵抗して私たちが必要とする世界にたどり着く方法)」は6月に出版される。

https://theintercept.com/2017/04/12/how-to-jam-the-trump-brand/

2017/04/17

パナマ ペーパーズ

◇パナマ文書調査がピュリツァー賞を獲得

金持ちや有名人の外国で行われる内緒事を暴く一連の記事でガーディアン紙や他のメディア組織が共同で働いた

ガーディアン紙 11 April 2017

金持ちや有名人の外国で行われる内緒事のパナマ文書調査が威信のあるピュリツァー賞を授与された。

賞は、アメリカのマクラッチー(McClatchy)とマイアミ・ヘラルドと共にワシントンに拠点を置く国際調査報道ジャーナリスト共同事業体(International Consortium of Investigative Journalists:ICIJ)に与えられた。

隠れたインフラや世界規模のオフショア租税回避地をあばくため、裁判官らはパナマ文書や“6大陸の300人以上の記者のコラボレーション”からなる一連の記事を引用した。

共同事業体には告発者から11万5000の文書を受け取ったドイツの南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung)、ガーディアン紙、BBC、約100の他の国際メディア組織を含める。プロジェクトはこれまでに最大の新聞雑誌記者流の協力であったと思われる。

調査は当初は選抜候補者リストの最終選考に残った国際報道のカテゴリーに入れられた。2016年の説明的報道のカテゴリーに移されてそれは受賞となった。

秘密漏洩を受け取ったドイツ人記者、Bastian ObermayerとFrederik Obermaierは、匿名の情報源“ジョン・ドウ(本名不明の某男性)”に敬意を表した。彼または彼女がパナマの法律事務所モサック・フォンセカ(Mossack Fonseca)からの内部ファイルとEメールを提供した、その事務所は不透明なオフショア会社を設立することを専門に扱う。

Obermayerは、ある晩自分のラップトップに匿名のメッセージを受け取った2015年初頭に、どのようにしてその顛末が始まったかを思い起こした。情報源は“ジョン・ドウ”と自己紹介して、Obermayerにデータに興味があるかどうか尋ねた。

あとに続いたことは80カ国以上におけるスリル満点の1年間にわたる新聞雑誌記者流の内緒の協力だった。南ドイツ新聞はそのデータをICIJと共有して、安全なプラットフォーム(基盤となるシステム)を媒介として世界中のメディア・パートナーに順番にパナマ文書への接近を許した。

名前は、アメリカのベトナム戦争についてすっぱぬいたダニエル・エルズバーグによる1971年にリークされた大量の機密文書ペンタゴン・ペーパーズの意図的なまねだった。パナマ文書調査はオフショアの組織が以前に考えられたよりはるかに大規模だったことを明らかにした、組織の多くがイギリスの海外属領とイギリス政府の保護領から運営する。

デイヴィッド・キャメロン、彼の亡父を含め、発覚でスポットをあてて扱われた人々はオフショア・ファンド、Blairmore Holdings Incを運営した。パートタイムの主教を含め、ファンドは文書業務に署名するため、バハマに駐留する小さな軍隊を使った。

パナマ文書は昨年4月に公表された。“個人に関する問題”と言ってダウニングストリート(イギリス政府)はキャメロンの税問題について質問に応えることを拒否した。結局、キャメロンは父のオフショア・ファンドの株式を所有していたこと、そして2010年に彼が首相になる直前それを3万1500ポンドで売ったことを認めた。

その記事には世界的な衝撃があった。家族がオフショアに現金を隠していたことが明らかになったあと、アイスランドのグンロイグソン首相が辞任を余儀なくされた。アルゼンチンではデモがあり、アゼルバイジャンでは小さな戦争があった、中には大統領と娘たちにかかわる発覚から注意をそらすために起こされたと考えるものがいた。

中国では検閲官が「パナマ文書」という言葉をブロックしてガーディアン紙のウェブサイトを妨害した。ロシアではウラジミール・プーチンの旧友、チェロ奏者Sergei Rolduginがイギリス領ヴァージン諸島の会社のネットワークにおよそ20億ドルを流入させたことが明らかになったあと、プーチンの側近らは西側の“スパイ”陰謀にいきりたった。

パナマの法律事務所の創設者、Jurgen MossackとRamon Fonsecaは2月に逮捕された。彼らは目下、ラテンアメリカ全域での検察官による調整された急襲に続くマネーロンダリングの容疑で刑務所にいる。

https://www.theguardian.com/world/2017/apr/11/panama-papers-investigation-wins-pulitzer-prize?CMP=twt_gu

△米国の優れた報道に贈られるピュリツァー賞の受賞作が10日、ニューヨークのコロンビア大学で発表され、解説報道部門で各国指導者らのタックスヘイブン(租税回避地)関与の実態を暴いた「パナマ文書」を報じた「国際調査報道ジャーナリズム連合(ICIJ)」など3団体・社が選ばれた。

ICIJは、カリブ海の英領バージン諸島などの租税回避地の会社設立などを手がけるパナマの法律事務所の内部文書を入手。設立された21万あまりの法人に関する情報を分析し、会社株主に名を連ねていたアイスランド首相が辞任に追い込まれたほか、税逃れ対策の国際ルール作りを後押しするなど、世界的に大きな影響を与えた。

この報道には、約80カ国のジャーナリスト約400人が国や報道機関の枠を超えて取り組んだ。日本からはICIJと提携する朝日新聞と共同通信の記者が加わり、日本人が会社の利益や知的財産権を租税回避地の法人に移した事例などが見つかった。同賞は米国での報道が対象だが、授賞理由の中ではこうした国際的連携にも触れられた。

賞の中で最も権威のある公益部門は、警察が迷惑防止法を盾に適正な法手続きを回避し、「犯罪に使われる」との理由で黒人やヒスパニックら少数派を自宅などから強制退去させていると共同で報じたニューヨーク・デイリーニュース紙と非営利報道機関プロパブリカへの授賞が発表された。

国内報道部門では、昨年の大統領選期間中に候補者だったトランプ大統領の慈善活動の誇張ぶりを探ったワシントン・ポスト紙のファレンソルド記者に授賞。国際報道部門では、政敵の排除やネット上での攻撃などで権力を拡大するロシアのプーチン政権の姿を描いたニューヨーク・タイムズ紙が選ばれた。

http://www.asahi.com/articles/ASK4C1VVPK4CUHBI006.html

上の写真はソダーバーグ監督です。

◇映画『トラフィック』『マジック・マイク』などでおなじみのスティーヴン・ソダーバーグ監督が、ピュリツァー受賞作家ジェイク・バーンスタインが手がけたパナマ文書を題材にしたノンフィクションの新作「シークレシー・ワールド(Secrecy World) 」の映画化を企画しているとDeadlineや複数のメディアが報じている。

本作は、ソダーバーグ監督が自ら製作しメガホンを取ることも視野に入れている作品で、脚本は映画『インフォーマント!』『サイド・エフェクト』などでソダーバーグ監督とタッグを組んできたスコット・Z・バーンズがバーンスタインの原作を脚色する。原作は、出版会社ヘンリー・ホルト・アンド・カンパニーを通してこれから出版される予定で、出版前から映画『ラストベガス』を手掛けたローレンス・グレイの制作会社グレイ・マター・プロダクションが、この原作の映画化権を獲得していた。さらに現在、このグレイ・マター・プロダクションは、アノニマス・コンテントとタッグを組んで製作を進めている。
原作「シークレシー・ワールド」にはパナマ文書に関した新たな詳細や権力を持つ者の財政的な陰謀、銀行の違法行為なども記されている。パナマ文書は、パナマの法律事務所「モサック・フォンセカ」から流出した機密文書。同事務所を利用し意図的に所得税や法人税が極端に下がるタックスヘイブン(租税回避地)の国と地域に設立された21万社以上の企業と、その会社に関連する個人名が記載されていた。ただ脱税とは異なり、タックスヘイブンによる“課税逃れ”は違法ではない。

https://www.cinematoday.jp/page/N0084410

2017/04/15

ジャーナリスト929人の死

過去10年を通して世界中で929人のジャーナリストが命を落とした。ジャーナリストはどこで攻撃をうけているのか?

アフリカからアジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパまで報道記者たちが単に仕事をしているために殺害されている。

アルジャジーラ 08 Apr 2017

2016年1月12日、独立系イラクTVチャンネルAl Sharqiyaの記者Saif Talalは移動していたクルマが銃を携帯した悪漢に止められた時、報道の旅を終えてBaqubaに戻っていた。彼は20人を殺害した対をなす爆破直後の時期をニュースとして報道していた。

銃を携帯した悪漢らは TalalとカメラマンのHassan al-Anbakiをクルマから無理やり降ろしてふたりを射殺した。

Talalとal-Anbakiはその年、勤務中に殺害される最初のジャーナリストの中にまじる。

下記(サイトにある)は、過去10年間のジャーナリスト殺害の地図を作る一連のデータだ。

ユネスコによって集められた数字によると、2016年を通して少なくとも100人のジャーナリストが殺害され、2016年は最近の記憶の範囲で最も血なまぐさい年のひとつにのしあがる。

世界報道自由デー(World Press Freedom Day)が5月3日に近づく時、メディアで仕事する人たちが死んだ同僚を思い起こす。

たいてい、これらの殺人は刑をうけない率が高いため、未解決になる。

ユネスコとの専門家の会議においてアルジャジーラはジャーナリストを標的にすることや刑をうけないことに注意を向けようと努める場、ジャーナリズム・マターズを発進している。

http://www.aljazeera.com/indepth/interactive/2017/04/journalists-attack-170402091429822.html

◇デトロイトのローザ・パークスの家をベルリンがかくまう

苦しい公民権闘争たけなわの1950年代にローザ・パークスはデトロイトをめざしてアメリカの南部を去った。彼女が安全な避難所を求めた家は、現在、海の彼方の都市ベルリンで頼みになる隠れがの適所を得た。

※1955年にアラバマ州モンゴメリーでで公営バスの運転手の命令に背いて白人に席を譲るのを拒み、人種分離法違反の容疑で逮捕されて有名となる。これを契機に公共交通機関での人種隔離政策、モンゴメリー・バス・ボイコット事件が勃発。人種差別に対する黒人による公民権運動の導火線となったことで、ローザはアメリカ史における文化的象徴と見なされ、アメリカ連邦議会から「公民権運動の母」と呼ばれた。(http://www.weblio.jp/ )

上の写真は現在ベルリンに移転されたローザ・パークスの家です。


2017/04/11

メドベージェフ “おそまつ”くん

◇ドミトリー・メドベージェフ:ロシアの不満に対して代わってむち打たれる身代わり

街路の抗議に導いた腐敗行為(汚職)の申し立てにロシアの首相周囲の失望の雰囲気を大きくする

週末にかけてロシアの都市を襲った街路の抗議は、めったにないほど大規模であったのみならず、ドミトリー・メドベージェフという主要な標的でも注目すべきだった。

反汚職運動家で野党政治家のアレクセイ・ナワリヌイ( Alexei Navalny)による調査がメドベージェフにつながる豪華建物やブドウ園のネットワークを強く申し立てた後、首相が抗議の関心の中心になった。

野党指導者アレクセイ・ナワリヌイはロシアの全域の抗議のまっ最中に拘留された。

2008年から2012年まで大統領として4年過ごしたメドベージェフは長いこと野党の多くによってプーチンの権力中枢部の側近グループの比較的慎みのある感じのよいメンバーと考えられていた。だが、過去10年の間、彼の通った道筋は、漸進的変化とウラジミール・プーチン体制が徐々に体制内から改革されてもっとリベラルなものに進化するかもしれないとの有望な見込みの結果として来たるべき粉砕を反映する。

1991年からロシアの大統領を知っているメドベージェフもレニングラード(現サンクトペテルブルグ)で成長したが、2人の背景や経歴は非常に異なる。プーチンがKGBに勤めていた間、メドベージェフはピンク・フロイドのアルバム「ウオール」を所持することやラングラーのジーンズを思いのままにすることを夢見るティーンエイジャーだった。

彼はツイッターを使用し、割合にリベラルな人たちに取り囲まれた、そして2008年の大統領選のために遊説したとき、「非自由より自由のほうがよい」というようなことを言った。彼が、重大だったひとつの票、プーチンの票を獲得するのはしばらく先だった。

要するに、彼はロシアの成長する中流階級の抱負に共鳴した礼儀正しく進歩的な男のように見えた。首相の地位に移ったプーチンがそれでもやはりもっと権力を保持するのは明らかだったが、そのうちメドベージェフは成長して本物の政治的影響力を使いこなせるようになるかもしれないとの心からの期待があった。

プーチンの権力中枢部の側近グループについての最新の本でロシアのジャーナリスト、Mikhail Zygarはメドベージェフの不安にさせる態度を「初めて教室に入ることでどんな反応を得るか不確かな新米教師」のそれと説明した。

メドベージェフがプーチンのように身支度を調えるかまたはプーチンのように話そうと努めたとき、結果はおどすようというより滑稽だった。

だがそれは幾分か多くのリベラルがメドベージェフに彼らの希望をかけたこの理由のためだった。彼が裸でぎこちなく見えたという事実、そしてクレムリンの権力中枢部のそれはたくさんの側近グループを作り上げたおもしろみのない元KGBのロボットのようなやつのひとりというよりはむしろ普通の人のようだったという紛れもない事実が、彼は時間をかけて徐々に進む変化を果たすことができるかもしれないと人々に希望を抱かせた。

だが、2011年秋にプーチンは彼がクレムリンに戻ると発表して再びメドベージェフが首相になった。

「正直に言うと、プーチンでさえ、ちょっとメドベージェフに失望したと思います。ついに人に任せられるかもしれないと期待していたがメドベージェフは果たすべき職務に適していないと彼は見ました」とクレムリンに近いひとりの筋は主張した。

メドベージェフはこの降格をおとなしく受け入れた、もっとも彼が意気消沈し始めたとのウワサがモスクワで渦を巻いたが。

「しばらく、首相であることに自分を再適応させることが非常に難しかった、もっともしばらくしてまずまず満足そうに見えはしたが」と別のクレムリンに近い筋は言った。

クリミア併合と2014年ウクライナ東部での戦争の後、西側諸国の制裁や石油価格の低下は多くのロシア国民にとって生活をかなり厳しくさせることを意味した。プーチンが世界の舞台でロシアの新たな強い色彩の功績にとびつくとき、メドベージェフは地元で悲惨な経済状況について急所をつくあてこすりを引き受けた。

時が経つにつれてメドベージェフのヘマは魅力的というよりむしろ当惑させるように思われた。彼はソーシャルメディアで情け容赦なくなじられ、彼はハッシュタグ“おそまつ”であるとされた。

ソーシャルメディアで彼に宛てて残されたコメントを読んだ後、メドベージェフはいらいらして混乱状態になった、そして人々は彼をドミトリーの軽薄な愛称、Dimonと呼ぶことが喜ばれると考えると不平を述べたと彼のスポークスマン、Natalya Timakovaは言った。「彼はあなた方のDimonではありません、彼は首相です」と彼女は怒って言った。

彼の以前のチャーミングともいえるなぎこちなさは、今はむしろ政治音痴のように見えた。2014年ソチ冬季オリンピックのすばらしい開会式を含む主要イベントを通して、彼はうたた寝しているのを繰り返し撮影された。

感情に訴える教師からなぜ給料がこれほど低いのか尋ねられて、メドベージェフはもし教師が高給を稼ぎたいなら教師より実業界に入るべきだと陽気に申し出た。併合されたクリミアで怒った年金受給者から近寄ってことばをかけられて、なぜ政府は年金を物価にスライドさせなかったのか教えてくれるようせがまれたとき、彼はこう言い返して立ち去った:「金は少しもありません!でも、あきらめないでください。ごきげんよう、さようなら!」

こういうコメントは、ナワリヌイのビデオの中の申し立てに照らして、再びまずく見えてくる。たとえ申し立ての一部は真実でも、友人によって、そして代理信託(トラスト)を通じて保有されるにもかかわらず、メドベージェフが財産と資産の一大帝国を蓄積したとそれは思いつかせる。

「彼はちっともDimonではない… 彼はこの国で最も腐敗した人々のひとりだ」とナワリヌイは自分のビデオで言った。

メドベージェフは申し立てについて公式の説明をしなかった。日曜、抗議の日に、彼の全盛期はスキーをしようとするほど“ひどくなかった”と彼はインスタグラムのアカウントに書いた。

逆説的なことに、彼の立場は抗議のうねりによって安全になったらしい。首相として余命いくばくもないというウワサが非常に長い間広まっていた。そして6ヶ月前、プーチンは彼を解任しかねないとのおしゃべりが再開された。だが、クレムリンはナワリヌイの予定表(優先課題)に負けているように見えることを望まない。

「プーチンはメドベージェフを完全に信頼している、彼は100%検査済みの所産(申し子)だ。そして目下の事情ではプーチンが彼を解雇することはいっそうありそうもない、彼の立場はこれまでより固い」とクレムリンに近い筋のひとりは言った。

https://www.theguardian.com/world/2017/mar/30/dmitry-medvedev-whipping-boy-russia-discontented-protests?CMP=twt_gu

△モスクワ時事:モスクワなどロシア各地で26日行われた反プーチン政権デモには現状に不満を持つ10代の若者が多数参加した。デモの呼び掛け人でインターネットを駆使して政権批判を展開する野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏(40)への支持が若者の間で広がっており、プーチン政権は神経をとがらせている。

リベラルな論調で知られる経済紙ベドモスチは27日の社説でデモは「政権に対する不満の高さと若者の政治化を示した」と指摘。2011~12年の反政権デモの時より参加者が若いとした上で、その理由としてインターネット交流サイト(SNS)などを活用するナワリヌイ氏の手法に若者が共感しているとの見方を示した。

今月2日には、ナワリヌイ氏はメドベージェフ首相が違法に豪邸やブドウ畑を所有していると告発する動画をネット上で公開。再生回数は1300万回を超えた。ナワリヌイ氏のツイッターのフォロワーは184万人に達している。

ペスコフ大統領報道官は27日、「若者を欺き、報酬を約束するなどして、(当局が)許可していない集会に参加を呼び掛ける人々をわれわれは尊重しない」と述べ、野党勢力が金を使って若者をデモに動員したと主張した。

プーチン大統領の出馬が見込まれる来年3月の大統領選を1年後に控え、政権は若者のナワリヌイ氏支持が大きなうねりになることを警戒している。
26日のモスクワのデモではナワリヌイ氏が拘束され、人権団体によれば、拘束者数は1000人以上と異例の規模の取り締まりとなった。10代の若者も多数拘束されたとみられ、政権側はナワリヌイ氏を支持する動きに厳しく臨む姿勢を示した。(2017/03/28)

2017/04/09

沖縄で “ケルアック” 見つけた

久しぶりに沖縄に行きました。

今回、やけに気になった植物があって
「タコの木」といいます。
パイナップルを小型にしたような実を付けていて
でも、これ、鳥がつつくぐらいで、
地元では食べないそうです。
なんといっても魅力的なのは
タコの足のようにニョキニョキ生えて
長く伸びている根っこ。
今にも歩いてきそうで
わたしを守ってくれる木の精のようでした。
 
続いて見つけたのが、注意を促す看板です。
 
今回の旅のハイライト、
グスクめぐりの1番目
「中城城跡」にあった“ハブに注意”の看板。

もうひとつ、
美浜アメリカンビレッジの
近くにあるビーチにあった
タコが泳いでいるからと読める
“水泳禁止”の看板です。

最後に、やはり海ですね。
南城市知念岬から見下ろした
地元民のビーチ。


 

時間が足りない中、最後の最後に国際通りからパラダイス通りに入ってみると、そこに「ケルアック」という店ができていました。5年前からだそうで、オーナーが集めたジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグの本がほとんどぜんぶといっていいくらい揃って並んでいます。
2階の本棚にはカスタネダの本もありました。

またすぐにも行くからね! Okinawa!