見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2017/08/23

“オルト・ライト”は使わない


△バンクシーがツイート:“暮らし向きにもかかわらず、パパは今までどおり大騒ぎする。”
上の写真は、バンクシーのツイートに投稿されたものです。

◇世界で最も古い通信社が“オルト・ライト”という言い方を使用するのをやめた。しかもあなたが使用すべきでない理由がここにある。

“オルト・ライト”は、古くからの風潮(人種の至上や反ユダヤ主義、国家主義、民衆主義)の代わりの新しい言い方(用語)だ。

オルタナティブ・ライトを省略した言い方、“オルト・ライト”は、白人国家主義を評価するいろいろなグループ分けや政治的傾向の対抗勢力によって、またグループ分けそれ自体によって漠然と使われてきた。

用語“オルト・ライト”は、そのイデオロギーの前任者、例えばクー・クラックス・クラン(KKK)や“14字の標語(14 Words:世界で最も人気のある白人至上主義者のスローガン、「我々は身内の存在と白人の子どもたちの未来を確実にしなければならない。」これはザ・オーダーとして知られる白人至上主義者テロ集団の一員、2007年に刑務所で死んだデヴィッド・レーンによって造り出される。)”運動でグループ分けを解離しようともくろむ、計画的に不確かな市場をはたらかすことかもしれない。

このために、また他の理由で、世界で最も古い通信社がこの言い方をくずとして捨てている。

AP通信(米国連合通信社)は、それでもなお“オルト・ライト”と言う他者を引き合いに出すときを除いてもはやこの言い方を使用しないことに決めた。

1846年に設立されたAP通信社は世界中の何千もの他の刊行物にニュース報道を配信する。

土曜日、バージニア州シャーロッツヴィルの狂暴化した“Unite the Right:右翼結束”の抗議の結果として決定された。

“Unite the Right”のデモ行進に反対するためにそこにいた群衆の中に一台のクルマが突進したとき、抗議を阻止するひとりの活動家、ヘザー・ハイヤー(32歳)が死んだ。

通信社のウェブサイトの投稿で権威のある部門主幹John Daniszweskiは次のように書いた:
人種差別主義者のねらいを隠す婉曲語句のつもりで言うので、AP通信において私たちは、“オルト・ライト”の言い方は差し控えるべきであるという立場をとりました。それゆえ、誰かを引き合いに出すとき、または運動がそれ自体について述べることを説明するときだけにそれを用います。

DaniszweskiはまたAP通信のジャーナリストに、その傘下に該当する過激派グループを記述するとき、一般的に“オルト・ライト”を使用しないよう警告した。過激派グループについて書くとき、正確に、特徴の描写を裏づける証拠を提供しなさい。他の人が彼らをどのように見るかはもちろん、彼らの現時点の信条や哲学を明らかにするために彼らの行動、関連、過去の履歴(できごと)、立場を報告しなさい。

特に、たとえば“人種差別主義”、“白人国家主義”、“白人分離主義”、“白人至上”と同じことを表す用語を使わないように彼は警告した。過激派を説明するのに適切な用語を使うことは、単にジャーナリストにとって重要であるのみならず、私たちすべてにとって重要だ。

それは過激主義者に不正確に使用される専門語、例えば“ファシスト”であることを否定する機会を与えない、このために例えば白人国家主義または人種差別主義といった他の過激主義の見解とのどのような関連も取り除く。

この言い方を棄てるというAP通信社による決定について論評して、ジョー・マルホール博士(“Hope Not Hate:憎しみでなく希望”の上級研究者)がindy100(インディペンデント紙)に下記のように語った:

シャーロッツヴィルの悲劇的なできごとの結果として、AP通信社がオルト・ライトという言い方を差し控える決定をしたことはまったくもっともなことであり、ある人たちがそれを彼らのイメージを無菌化する婉曲語句のつもりで使おうと努めるというのはその通りである。

しかしながら、数十年遡るデータ、ファシズムという専門語の使用を取り巻く活発な修史議論のように、それを全体として捨てるというよりも、言い方の厳密な使用を確実にすることが最良であると私は主張する。

非常におおざっぱな言い方とはいえ、オルト・ライトは存在して、伝統的な極右運動と交差する広範なエリアがあるにもかかわらず、特に文化と活動の資力あたりで、それには違いがある。

彼は以下のように付け加えた:

要するに、もしもある人がナチならば、当然、彼らはナチと呼ばれるべきである。もしもある人がKKKの者ならば、同時に彼らをクランの団員と呼びなさい。だが、ある人がオルト・ライトならば、同時に彼らをオルト・ライトと呼びなさい。その言い方は他の言い方より危険または過激ほどでないと思われるという懸念があれば、次に、それが事実ではないと人々に実感させるのは研究者、学者、運動員の仕事である。

https://www.indy100.com/article/alt-right-charlottesville-associate-press-terms-white-nationalism-supremacy-seperatism-7897636

2017/08/20

抗議者をひく運転手免責法案

◇警察組合に支援される立法府議員が
抗議者を死なせる運転手を保護するために法律を準備

インターセプト August 15 2017 by Zaid Jilani, Lee Fang

バージニア州シャーロッツヴィルの活動家ヘザー・D・ハイヤー殺人事件の結果、走行中の乗物で抗議者を死なせた運転手をかばうためにあらかじめせっついていた州議会議員らがさまざまな奮闘を豊富に準備している、そして彼らの法律は今週末の攻撃に適用されないと主張する。

土曜の殺人事件の前に、国のあちこちで、主として南部で、“Black Lives Matter(黒人の命もだいじ)”とダコタ・アクセス・パイプライン《エナジー・トランスファー・パートナーズがノースダコタ州のバッケン油田からイリノイ州の石油ターミナルまでをつなぐ1172マイル(約1886キロメートル)のパイプラインをおよそ38億ドル(約4360億円)かけて建設するプロジェクト。建設ルート近くの居留地に住むアメリカ先住民スタンディングロック・スー族とその支援者たちが水源のミズーリ川が汚染されることを懸念し、“水の保護者”として抗議デモを続けてきた。》関連の抗議に応じて、一列にそろった法案が発議された。法案は、彼らの大義(運動)に眼を留めさせるために、ますます道路やハイウェーを封鎖することで交通を閉鎖した左翼のデモ参加者に向けて進められる。

発議された法律をうけて、そのような抗議者に一撃をくらわしたり死なせたマイカー運転者は、故意に行ったことが証明されない限りは、避けられない状況として特別の免責がある。ヘザー・ハイヤーは、伝えられるところでは白人民族主義者運動を支持する若者、ジェームズ・アレックス・フィールズ Jr.が運転するクルマによって一撃をくらわせられた。

6州で討議されて極右の名士と法執行機関の関係者たちによって支援される発議されたマイカー運転者免責法案のいずれも、法律になっていなかった。シャーロッツヴィルの出来事を考えて、方針から撤退するというよりはむしろ、議員らはすっかり倍増している。

テキサスでは、州の下院議員パット・ファロンが、“抗議またはデモに参加している間、通行権のある公共の通路で交通を妨げている”個人にぶつけて打撃を与えたことに責任があるマイカー運転者の負担を制限する法案を提出した。自治都市と地方の警察協会の州全体の連合体、テキサスの合同法執行協会はファロンの法案をCLEAT(スパイクシューズ)によって後援される立法措置の中に含める。

週末を通して、批判に答えてファロンはソーシャルメディアですっかり倍増した、彼の批判者が合法と違法の抗議の違いを知らないことをほのめかす(彼がリンクさせるフェイスブックの現状は削除されている)。

ノースカロライナ版の免責法案、HB 330は4月に議会下院を通過した。法案の本文には「当然(相当)の配慮を果たしていて、抗議またはデモに参加していて通行権のある公共の通路で交通を妨げている別の人を傷つける自動車を運転している人は、損害の民事責任(義務)から免除される」とある。もちろん、「当然(相当)の配慮」の定義は大いに論争の余地があるのだが。

月曜の朝、法案の共同発起人、州の下院議員ジャスティン・バーとクリス・ミリスが、彼らの法律を擁護して、それはシャーロッツヴィルの情況にあてはまらないと主張する共同声明を発表した。

「ノースカロライナの下院法案(HB)330を、今週末シャーロッツヴィルで起こった暴力行為を救うための擁護措置として描写するのは、知性に関しては不正直でひどい誤った描写である」と2人はインターセプトに差し出される声明に書いた。「今週末シャーロッツヴィルで起こったことのような計画的または故意の行為を犯した個人はどんな人も、適切に厳格な刑事責任と民事責任に向き合うことになる。」

ノースカロライナのロイ・クーパー知事(民主党)のスポークスマンは、月曜、たとえ法案が知事の机に届いたとしても、知事はそれを差し止めると述べた。

月曜、ノースカロライナの民主党議長ウェイン・グッドウィンは法案を激しく非難した。「これは、共和党がそれを持ち出したとき、ぞっとするほどいやな危険な法案のひとつでした、そして今でもそれは不必要な法案のままである」と彼はインターセプトに話した。「平和的にデモをする権利はアメリカ民主主義の基礎(かなめ石)です;しかしながら、この法案を用いてノースカロライナの共和党員は、どのような民事責任のおそれもなしに抗議者をひくことに関して一定の運転手にフリーパスを与えることでその権利を脅かしています。シャーロッツヴィルの出来事のあと、国内テロリストが彼のクルマで平和的な抗議者を殺害したとき、共和党員がそれでもやはりこれが相応の根拠であると思うのは恥知らずです。」

類似した法案は、ロードアイランド、ノースカロライナ、テネシー、ノースダコタで提案されている。法執行機関の範囲を超えて少しでも主要な利益団体がこの思いつきを支持したかどうかは不明とはいえ、警察組合の支持は独力で広告と法律を制定する影響力を提供できる。

フロリダでは州の下院議員ジョージ・ゲイナーが、交通を遮断する抗議者への故意にしたものでない傷害または死亡に責任のあるマイカー運転者に対する責任を制限する法案、SB 1096の発起人になった。2万2000人の州の法執行全職員を代表する協会、フロリダ州警察友愛共済組合はゲイナー法案を支持するために記者会見を開いた。フロリダが後援者となる立法部の会報FOPは、措置に対する支持を確約するためにゲイナーの後ろに立っている法執行官(警察官)のイメージを目玉として宣伝する。

しかしながら、フロリダの法案は投票に達する前に委員会で廃案になった。だが、幾らかの法執行の意見が問題を言い張り続けるのを、先週末の暴力はじゃましなかった。

マサチューセッツでは、週末の間、警察官がヘザー・ハイヤーの死に元気づいた、そしてフェイスブックに「アハハハハ、これはすばらしい、人々が車道をふさいではいけないと言うのはもっともだ」と投稿した。

そして極右の発言がしばしば訪れるところ、ユーチューブや他のプラットフォームでは、大多数の人びとが交通の障害となった抗議に断固たる措置をとる行動をほめたたえた。法の執行を支持して“Blue Lives Matter(警官の命もだいじ)”ビデオを投稿することで知られているユーチューブの人間、Donut Operatorがマイカー運転者の責任を制限しようと志す法律を支持してビデオを発表した。ノースカロライナの立法措置を支持するようなビデオの一本でDonut Operatorはデモ参加者の群衆に突っ込んでいるクルマの上機嫌の編集もので彼の会話の独占を終える。

https://theintercept.com/2017/08/14/backed-by-police-unions-legislators-standby-laws-to-protect-drivers-who-kill-protesters/

2017/08/16

ワシントンに注がれるUAEのカネ

“ペルシャ湾岸国の専制君主は、現金の大津波でDCの最もあがめられる外交政策シンクタンクの多くをコントロールする”とグレン・グリンウォルドがツイート

◇ペルシャ湾岸政府がD.C.のシンクタンクに秘密の2000万ドルを贈与
インターセプト August 10 2017 by Ryan Grim

インターセプト(The Intercept)が入手した文書によると、アラブ首長国連邦は、失礼ながら、2016年と2017年の過程を通して、ワシントンの一流のシンクタンク、中東研究所(Middle East Institute)に2000万ドルを寄贈したことになる。UAE(アラブ首長国連邦)が秘密にすることを願った大きすぎる寄贈は、取り決めによると、「中東地域についてもっと多くの言語道断な誤解に反論するため、アメリカ政府の政策立案者に情報を与えるため、そして差し迫った問題で慎重な意見交換に向けて地域の指導者を召集するために、研究所の学者名簿を世界一流の専門家で補うことを可能ならしめる。」

AP通信によると、首長国は、政治的理由による抑留者が生きたまま焼かれるイエメンで拷問刑務所のネットワークを操縦する。

MEI(中東研究所)は1946年に設立され、ワシントンの外交政策界ではずっと有力な大物だった。それはアメリカの最も影響力のある人物の多くにとって、行動・決定の基盤として役立った、また彼らを定期的にケーブルTVや創業者新聞に登場するのを可能ならしめ、非公式のブリーフィングを主催して政府の制限の間に討論者団に出演するのを可能ならしめた。

ワシントンのシンクタンクはおそらくKストリートと同じく重要な役割を果たす、もっとも彼らの活動または資金源を見抜く一般の眼識ははるかに少ないけれど。既成の権力組織が2016年大統領選でのロシアの影響力に関する問題に引きつけられる間、ワシントンそのものが外国の法人と外国政府の双方からカネを浴びるほど飲んで酔っぱらっている。

文書は、UAE大使のEメール・アカウントからくすねたアメリカのYousef Al Otaiba宛の外交上の通信の発見物に含められ、続いてハッカーかまたはインボックスに接近する方法を有する誰かのいずれかによってインターセプトに提供された。カネが根絶に向かって使われる“言語道断な誤解”は明快に述べられないが、Otaibaはライバルの湾岸国カタールに対する彼の軽蔑に関して秘密にしなかった、彼が主張するカタールはテロへの資金供給者、そして彼の望みはアメリカがイランに対して強硬路線をとることだ。

Otaibaは、そのような小さな国の大使として注目すべき偉業、ワシントンで2番か3番の有力な外交官のひとり、しかもトランプの義理の息子ジャレッド・クシュナーと満足のゆく契約を案出した。彼はCIA長官マイク・ポンペオとずっと親しかった、また上院、下院、ホワイトハウスの重要な人物と個人的関係を築いた。彼がEメールで中東の学者Bilal Saabに説明したように、関係構築は外交の秘訣だった。「私と彼との関係のためにシリア攻撃の前にマティス将軍から電話をもらった。それはホワイトハウスまたはペンタゴンの官僚ではなかった。電話ではマティス本来の姿だった」とOtaibaは書いた。

UAEは、国の敵であるイラン、カタール、イエメンのフーシ派(イエメン北部を活動拠点とするイスラム教シーア派の一派ザイド派の武装組織、スローガンは「神は偉大なり。アメリカに死を。イスラエルに死を。ユダヤ教徒に呪いを。イスラムに勝利を。」イランとの連携もあり、イスラエルに恐怖を与えている。)、カタールから支援を得たリビアの連立政権国に対して、アメリカの政策をより好戦的な方向に傾けるために特大のカネをはたらかせた。2015年後半以降、Otaibaはサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマンのワシントンで一番の熱狂的支持者だった、ビン・サルマンがサウジ政府の支配権を奪うために策動していたとき、ワシントンのあちこちでサウジの君主をよく見張ることで欠かせない役割を果たした。ビン・サルマンは、急激なコレラの発生と広くはびこる飢餓を含む、歴史に残る規模の人道的災難を生んだ、アメリカによって援助された進行中の一連の戦争犯罪、サウジのイエメン攻撃を指図した。(今年6月21日、ビン・サルマンは第一副首相と国防相のポストは継続したまま、皇太子に昇格し王位継承者となる。)

UAEは積極的な参与者として役に立った、そしてアメリカの管轄の下に捕虜が生きたまま焼かれる拷問刑務所のネットワークを操縦する。「焼き肉用の肉のように金属の焼き串にくくりつけられて火の円陣のなかで回転させられる。」(UAEはAP通信の報道を否定する。)

サウジアラビアとUAEはまた、仲間のペルシャ湾岸の隣国カタールに対して封鎖を主導してもいる、それはカタールの首長がイランを称賛したことにあるとされるコメントをめぐる口論に根を持つ。カタールはすぐにコメントは偽物でハッキングの結果だったと言った、しかもアメリカの情報筋はUAEがそのサイバー操作の背後にいたとワシントンポスト紙に話した。

今なお、封鎖は続き、異常にもつれたシナリオを設定する:アメリカはUAEに中東で外交の危機を引き起こす責任を負わせたという事実、UAEは重要なシンクタンクに資金を供給するために2000万ドルを使い、UAEが突然起こさせた外交の危機のような問題に型どおりの見識をあてがってやるアメリカ政府の元高官に家をあてがっている。

https://theintercept.com/2017/08/09/gulf-government-gave-secret-20-million-gift-to-d-c-think-tank/

2017/08/15

ヘイト・ラリー

12日、シャーロッツヴィルでデビッド・デュークがヘイト・ラリー(憎悪集会)がどんなふうに“ドナルド・トランプの約束を履行するか”について語った。

KKKの元最高幹部デビッド・デュークは、この集会は「我々が国を取り戻す転換点。トランプの約束を果たすための集会。トランプに投票した意味」だと説明した。

◇トランプ米大統領は記者団との会見で事態を注視していると述べ、「憎悪と偏見、暴力を示す悪質な行為」を強く非難した。

シャーロッツビルは民主党支持者が多数を占める街。南北戦争で南軍を指揮した将軍の像を撤去する計画が極右団体や白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の激しい反発を招き、かねてから全米各地の活動家が抗議デモに集まっていた。
https://www.cnn.co.jp/usa/35105684-2.html

◇米南部バージニア州シャーロッツビルで12日、白人至上主義者らによる集会の参加者とこれに反対する人々が激しく衝突し、その際、人だかりに車が突入して1人が死亡、19人が負傷した。
 
目撃者によると、車は反対派の人々に向かって突入した。警察によると、車が交差点に突入してきた時に道路を横断していた32歳の女性が死亡した。また、オハイオ州出身のジェームズ・アレックス・フィールズ・ジュニア(20歳)が殺人、傷害、ひき逃げの罪で逮捕、起訴された。

ドナルド・トランプ米大統領はツイッターで「今日亡くなったバージニア州警察職員(上空を飛んでいた警察ヘリが墜落、2人死亡)の家族と同僚に深い哀悼の意」を表した。

右派系デモ「ユナイト・ザ・ライト・ラリー」の参加者と、それに反対する人々が集まり、すぐ騒動に発展したという。現場にいたAFPの記者によると、デモ開始予定時刻の正午(日本時間13日午前1時)の前から、デモ参加者らは殴り合ったり、瓶を投げたりしていた。民兵の制服を着ている人たちもいた。

現場にはすぐに救急車が到着した。目撃者の男性はAFPに対し、突っ込んだ車は濃い色のセダンで「すごい速さで向かって来てスピードバンプ(スピード防止の段差)を飛び越え、バックして再び人々をはねた」と話し、車の突入は「故意によるもの」だと語った。

■トランプ氏、白人至上主義グループについての質問に答えず

ニュージャージー州ベッドミンスターの自身が所有するゴルフリゾートで休暇を過ごしているトランプ大統領は事件を受け、「各方面に存在する憎悪、偏狭な信念、暴力」を非難し、「憎悪と分断は終わらせなければならない。今すぐに終わらせなければならない」と述べた。

しかしトランプ氏は白人のナショナリストや白人至上主義者を批判するには至らず、これらのグループについての見解を大声で問いただす報道陣からの質問を無視した。これらのグループは昨年の大統領選でトランプ氏を支持していた。

事件前日の11日夜にはバージニア大学のキャンパスで極右の数百人がたいまつを持ってデモ行進し、反対派との間で騒動が起きていた。

事件に先立ちバージニア州のテリー・マコーリフ知事は、デモのために集まった人々が憎悪や偏狭な信念、暴力をまき散らしているとして非常事態を宣言していた。

マコーリフ知事は非常事態宣言の声明で、「さらなる力を借りなければ公衆の安全を守れないことが明白になった。主に州外からバージニアに集まったデモ参加者たちが州民、そしてその資産を脅かしている」と述べた。

非常事態宣言を受けて当局は会場の公園にいた人を排除したため、12日に予定されていたデモは正式には行われなかったが、正午までに1人が逮捕されていた。(8月13日 AFP)

http://www.afpbb.com/articles/-/3139027?pid=0&page=2

2017/08/13

ヘイル トランプ!

△写真は、白人至上主義者に反対して起ちあがる本物の勇気ある学生たちです。

ラウンジ・リザーズのジョン・ルーリーといおうか、釣り番組「フィッシング・ウィズ・ジョン」のジョン、または画家ジョン・ルーリーといおうか、彼がツイートしている!
上の画像もジョンが投稿したものです!
▽この若者たちはかなりのうそのない勇気を示した。ヒーローたち。
(These kids showed some real heart. Heroes.)

▽J.K.ローリングがツイート(@jk_rowling)して下記画像を投稿
Hell of a day for the President to forget how to tweet
(大統領がまあなんとツイートを忘れるとんでもない日)


▽今日ドナルド・トランプはあえてシャーロッツヴィルの白人至上主義者を名指しで非難しない。でも彼らは「ヘイル トランプ!」と彼の名を挙げる。

▽ドナルド・トランプがテロリストによる乗物の衝突による虐殺を「テロ」と呼んだときに遡ってください。
“アメリカ合衆国はフランス、ニースの犠牲者を哀悼する。我々はテロに反対してフランスと共に結束を誓う。”
(2017年7月14日トランプがツイート)

BBCを含む大手メディアはクルマの突進をクラッシュ(衝突)と呼んだが、
これは「クラッシュ」じゃなくてテロだろう

2017/08/10

BDS運動を支持するDSA

◇議会がBDS(イスラエルに対するボイコット、投資撤収、制裁)運動を非合法化しようとするとき、アメリカの民主社会党がBDS運動を是認する

The Intercept August 7 2017  by Zaid Jilani

一部の議員が、パレスチナ自治領の占領に対してイスラエル製品をボイコットし、イスラエルから投資を撤収して制裁を科すためのキャンペーンへの支持をなんとか違法にしようとしている。

しかしながら、BDS運動の名で知られているものに反対する法律制定の脅威にくじけないアメリカの新たに公開される左翼組織が逆に行動している。

今週末、2年に1度の代表者会議のためにシカゴに集まったアメリカの民主社会党員が、土曜日、BDS運動を是認することを決議した。正規の手続きの票が数え上げられないほど賛成票は圧倒的多数だった、意見の相違はほんのわずか、90%以上が決議を支持した。問題に対する意見を主張した組織の35年の歴史において初めての記録となった。

「通るとは思っていたが、支持がまあなんと圧倒的だったことに驚いたよ」とロサンゼルスのパレスチナBDS運動活動家Rawan Tayoonは言った。春に仕事を開始したグループの一部として Tayoonは決議案の起草を手伝った。

昨年BDS運動に加わったもうひとりの起草者、Jewish Voice for Peace(平和を求めるユダヤ人の意見)のシカゴ会員、Benjamin Balthaserは、イスラエル・パレスチナ対立についてユダヤ人コミュニティから人々に自分たちの考えを聞いてもらうために意見を述べることが特に重要だったと言った。「世界のすべてのユダヤ人を代表するとイスラエル政府は言う」とユダヤ人であるBalthaserはインターセプト(The Intercept)に述べた。「それどころか、“私たちはアパルトヘイト政府によって代表されているように思わない。私たちは軍事占領によって代表されているように思わない”と言うことがユダヤ人コミュニティにとって非常に重要だと思う。」

BDS賛成を決議することは、みずから公然と認めた民主社会主義者の大統領選が昨年を通じてDSA(民主社会党)の会員が2万5000人に増えるのを助けた国民的な政治家、バーモント州の独立系バーニー・サンダーズ上院議員との差異をグループに認める。今年はじめにサンダーズはBDS運動を支持するかどうかについてアルジャジーラのDena Takruriに尋ねられた。彼はイスラエルへの無条件の軍事援助に関してそれとなしの批判を提供する一方、彼はTakruriにボイコット運動を支持しないとも述べていた。

「人々はしたいことをしますが、国として私たちの仕事を、私たちができる程度まではイスラエル、パレスチナ人、中東全体を集めるために人間の力で可能なすべてをすることだと考えます。しかし、私はそれの支持者ではありません」とサンダーズは言った。「尽くさなければならないのは、アメリカ合衆国には公平である中東政策があるはずだということです、それは単純にイスラエルに永久に続く額のカネ、軍事援助を与えるものではありません、ただ、どちらの側にも敬意と重々しさをもって待遇するもので彼らを交渉の席に来させるために最善を尽くします。」

サンダーズのためらいにもかかわらず、アメリカのBDSに対する支持は急速に伸びている、特に大学キャンパスと信仰組織の間で。


トップの写真:2017年8月4日、UICでの民主社会党( Democratic Socialists)代表者会議の間、出席者らが反撃する。

https://theintercept.com/2017/08/06/dsa-democratic-socialists-bds-israel-palestine/

みつけた! 犬のサーフィン世界大会 米カリフォルニア州で




2017/08/07

EUは憎しみを奨励する

◇「くそったれ、ガザを一掃しろ」と新しいEUキャンペーンの代表が言う
エレクトロニック・インティファーダ 3 August 2017

欧州連合(EU)は、新しい販促キャンペーンの顔としてパレスチナ人への計画的な大量虐殺を擁護するイスラエル人を雇った。

Avishai Ivriは先月、テルアビブのEU大使館がフェイスブックに投稿したビデオに出演した。

「欧州連合。それは反イスラエルだと思うでしょ、違いますか?」とIvri は始める。「あなたを驚かせましょう。」

IvriはそこでどれほどEUがイスラエルのためになるかをイスラエルの視聴者に納得させるつもりで交易と観光事業促進の統計をぺらぺらと唱える。またEUがイスラエルの武器産業、特にドローン(無人機)の得意先であることも自慢する。

EUは「我々が迎える最高の隣人です」と、Ivri は締めくくる。

民族の大量虐殺を支えること

Ivriは、たとえばアフリカの国からの移民や難民を類人猿として描写する、過激な右翼や人種差別的な見解を映しだす廃止されたイスラエルの時事風刺的な番組、 Latmaの作家(記者)だった。

だが、それは氷山の一角にすぎなかった。

174人のパレスチナ人を殺したイスラエルの2012年11月のガザ攻撃の間、Ivri はさらにいっそう過激な暴力による威嚇を主張した。

「まだ試されていない戦略はこれです:死んだわがイスラエル民族一人につき1000人のアラブ人が死ぬ」と彼はツイートした。「先週から、彼らは我々に5000人を返す義務があると思います。」

同じ攻撃の間、「くそったれ、ガザを一掃しろ」と Ivriは駆りたてた。

Ivriは問題の1つの国家解釈の強い支持者だが、パレスチナ人とイスラエル人に平等の権利があるものではない。むしろ、民族浄化とおそらく無条件の大量虐殺という国際的な法律上の定義に適合するゴール、民族全体としてパレスチナ人を排除する(消す)ことを彼は支持する。

2013年1月、Ivriはイスラエルが占領したヨルダン川西岸に用いる名前「“ユダヤとサマリア”は、常に併合されて終わりでよい」とツイートした。もしもパレスチナ人が抵抗すれば、「彼らはトラックに放り投げられます。武力は常に選択肢だが、我々はむしろ合意に達した解決のほうを好みます(合意しないのであれば、武力)」と警告した。

2月、彼は「パレスチナ人の国なんてものはないし、間違いなく国家に興味がありません」とツイートした。

5月、彼は「今から500年のイスラエルの国で、パレスチナ人と呼ばれるばけもの(軽蔑的な意を込めた言い方)がいたなんてことを誰も憶えていません」とツイートした。

2012年、「パレスチナ人は民族ですか?」と尋ねられて、彼は「彼らはクソです」と答えた。

Ivriは、イスラエルのたびたびのパレスチナ人攻撃を、パレスチナを排除することにねらいを定めた彼の暴力的な最優先課題をイスラエルが実行する機会とみて容認する。

子ども550人を含む2,200人以上のパレスチナ人を殺したイスラエルの2014年夏のガザ攻撃の間、ヨルダン川西岸に加えて沿岸の領域の完全なる征服をIvriはせきたてた。

「10年の間、イスラエルがガザと“ユダヤとサマリア“両方の主権者であるとき、30年または60年の間ずっと考えていたことや、なぜとっくの昔にそれをしなかったかと自問自答します」と、Ivriはツイートした。

「誰もイスラエルのためにガザを統治しません。それができるのはイスラエルだけです」と同じイスラエルの攻撃の間、彼はツイートした。そしてパレスチナ自治政府アッバス(Mahmoud Abbas)議長が「政権を握る時代は余命いくばくもありません、彼が去った後、イスラエルは、“ユダヤとサマリア“も統治しなければなりません」と加えた。

攻撃の間、Ivriはまたイスラエルがガザに水と電気の供給を止めるのはもっともだと主張する記事を共有して人に伝えた、イスラエルがしていることは国際法に違反することだ。

パレスチナ人から人間性を奪うこと

イスラエルの占領とアパルトヘイト体制の犠牲者を完全な悪霊として描くことやその人間性を奪うことによる、この種の根絶(皆殺し)主義者の暴力をIvriは正当化する。皮肉にも、彼らを悪魔とみなす場合に限り、彼は時々パレスチナ人の存在を認める。

2016年5月、「パレスチナ人はナチの継承者です」と彼はツイートした、そしてパレスチナの旗は「ただひとつのこと=彼らがどこにいようともユダヤ人を殺害する合図」を意味すると付け加える。

これは一貫したテーマだった。2014年10月、彼は「思い出させるための短いメモ:パレスチナ人はナチです」と持ちかけた。

「彼らはまだガス室を造っていません」、というのは「彼らが手に入れた最も進んだものは間に合わせの材料で作る爆破装置なので。でも、彼らは絶対、ナチです」と断言した。

2014年のガザ攻撃の間、「ハマスはナチです。ナチのようではなく、ほぼナチというのでなく、ナチに近いというのでなく、ナチ」と彼はツイートした。

2015年10月、イスラエルのネタニヤフ首相が、ヨーロッパの何百万人ものユダヤ人の皆殺しを首謀者として指揮したことからヒットラーを免除して、代わりにそれをパレスチナ人のせいにしたことで国際的ないきどおりを引き起こしたとき、はっきりと理解できる支持でIvriは賛同した。

「パレスチナ人は進んでヒットラーを助けることを買って出ました」とIvriは主張した。「それはまったくよく知られていることです。」

普通は、ナチの大量虐殺への他の成り行きのいわれのない比較に、EUは驚いて尻込みするものと思われている。だが、見たところでは、パレスチナ人が標的である限り、これは申し分ないらしい。

Ivriの煽動は占領するヨルダン川西岸とガザ地区のパレスチナ人だけを標的にするのではない。彼はイスラエルのパレスチナ市民(2級市民)も憎む、そしてベドウィン(遊牧のアラブ人)を「時限爆弾」と呼ぶ。

彼はまた、雇用においても人種差別を促進する:「従業員になるかもしれない人がテロにかかわっているかどうか、雇い主は正体を見破ることができません。彼はどうするべきですか?そうですとも、彼はアラブ人をまったく雇用しません。ちょっとの間、彼の身になって考えてください。」

戦争犯罪を支持する

Ivriのパレスチナ人に対する戦争犯罪の支持はいつもで軽い。2016年3月、ついに軍医がなまぬるい叱責を科された殺害、負傷して無能力にされるパレスチナ人、Abd al-Fattah Yusri al-Sharif を冷酷に処刑したとき、Ivri は拍手喝采を表明した。

「真に行いの正しい軍はテロリストが死んでいるのを確かめます」と彼はツイートした。

2016年以降、イスラエルは人権擁護者に対抗するキャンペーンを段階的に拡大してきた。EUでさえ、イスラエルのいわゆる透明度法についてどうにか臆病な抗議を公布することができた、この透明度法はヨーロッパの政府から財政援助を受ける人権擁護団体の監視を強化する。

パレスチナ人に対する虐待を詳細に記録・報道するイスラエルのB’Tselemを含む団体へのイスラエル政府の容赦のない攻撃にIvriは加わった。

昨年12月、彼は「イスラエルで活動するB’Tselemと残りのヨーロッパの組織は世界中のユダヤ人・イスラエルを憎悪する人々の兵力として新たな武器です」とツイートした。

EUは憎しみを奨励する

エレクトロニック・インティファーダ(The Electronic Intifada)からテルアビブのEU大使館にEメールで送られた問い合わせには、Ivri がビデオに出演するのにヨーロッパの納税者の金がいくら支払われたかの質問を含んだ。

大使館は、その質問または戦争犯罪を含む他の Ivriの人種差別と暴力へのいつもの煽動について回答しなかった。

だが、テルアビブのEU大使は、彼の度を超えた親イスラエルの見解についてあらかじめ秘密にしなかった。4年の在任期間が終わりに近づいていることを考えてみる公開状のなかで、Lars Faaborg-Andersen大使は1970年代に青年として彼がキブツで過ごした頃を想起した、キブツはパレスチナ人の民族浄化で重要な役割を果たした典型的なシオニストの集団居住地だが、だまされやすい欧米人または共謀した欧米人の中へ混じって楽観的な進行性の評判を享受した。

「あの頃、社会主義者のキブツの試みに加わって、周囲のアラブのゴリアテ(聖書に出てくるダビデに殺された巨人戦士)に抵抗して生き残るためのダビデの苦闘において彼といっしょに結束を示すために、若い欧米人がイスラエルに群れをなしてきた」とLars Faaborg-Andersenは書いた、そしてナクバをぬぐい去るシオニストの神話をオウム返しに言う。続いて起こるパレスチナの領土の占領と植民地化に加えて1948年にイスラエルが建国されてパレスチナの人口の大多数(70万人)が追放されて難民になった。その時の大虐殺をナクバ(大災厄)と呼ぶ。
(※過去2世紀において人類の歴史に残る最も悲劇的な犯罪のひとつがシオニスト政権によるパレスチナの占領。5月15日シオニスト政権イスラエルによる占領の日をパレスチナの人々はナクバの日と呼ぶ。)

大使時代を通じてFaaborg-AndersenとEUの同僚は、生き残りと自由のためのパレスチナ人の苦闘に対するイスラエルの戦争を進捗するために彼らにできることすべてをした、イスラエルの武器産業や拷問者を財政援助することや、非暴力のBDS(ボイコット、投資引き上げ、制裁)運動へのイスラエルの攻撃に参加することや、イスラエルの残忍なガザ包囲に完全に共謀したままでいることを含め。

テルアビブのEU大使館はまたブリュッセルのイスラエル・ロビー団員の養成の拠点として役に立った。

だが、 Faaborg-Andersen大使の最も悪名高い当人の功績は欧州連合とその大いに吹聴される“評価”の顔として大量殺戮的な暴力の公然の代弁者を雇用していることだ。

https://electronicintifada.net/content/fuck-it-wipe-out-gaza-says-spokesman-new-eu-campaign/21296

2017/08/04

中東で最も鍛えられた軍隊

◇アメリカ人がミサイルを発射するずっと前からシリア軍はIsisに勇敢に立ち向かっていた

インディペンデント紙 by ロバート・フィスク 27 July 2017

私は軍が好きではない。軍は危険な制度である。兵士はまさしく戦闘するからヒーローではない。そして私は、剣により生きる者は時に剣により滅びると言うのがだんだんいやになった。だが、過去12カ月にアメリカ人とイラク人とIsisがモスルの一般市民4万人の死の原因である世には13世紀のアレッポでモンゴル人によって虐殺された一般市民5万人と比較して、死が時々その意味を失うらしい。

あなたが犠牲者またはその家族を知らない限り。私にはシリア戦争開始近くにダマスカス郊外Harastaで母親が殺害された友人がいる、また義兄弟が町の東で誘拐されて二度と会えない友人がいる。私は、母親と弟がJisr al-Shughourの町でヌスラ戦線(スンニ派反政府武装組織、後にアルシャム解放戦線と改名)の殺人者によって銃殺された幼い女の子に会った、また甥がシリアの刑務所で絞首刑になったと信じているレバノン人に会った。そして今度は今月、砂埃に襲われるアル・アラークの村のぼろ屋の近く、シリア東部の砂漠で私がだんだん知るようになったシリア兵士がIsisによって殺された。

もちろん彼はシリアの支配体制の兵士だった。彼は、モスルの我慢のならない大虐殺にその国の空襲がとても色濃く一因となったのと同じアメリカ合衆国によって絶えず戦争犯罪で責められる軍の将軍だった。だが、Fouadは職業上の兵士で、彼はシリア経済の最も価値のあるもの、シリア東部の油田を防衛していた。Isisがすべてを占領しようとした理由がそれであり、彼らがKhadour将軍を殺した理由がそれだった、そして砂漠の戦争はシリアで行われる多くの戦闘のような汚い戦争ではない。私がパルミラの西で彼に会ったとき、Isisはまさに古代ローマの都市を征服してうまく逃げられなかった一般市民と兵士と文官の首をおおっぴらに切るかまたは吹き飛ばしていた。

ちょうど1年前、将軍の息子(彼もまた兵士)はホムスの戦いで射殺された。Fouad Khadour将軍はこれに言及したとき単にうなづくだけだった。彼はパルミラの南の燃えるような褐色の山脈での戦争について話したがった。そこで彼は、彼が拠点を置く石油汲み出しと供給電力送電所を取り巻く孤立した陣地を守るために、そしてホムスまでの道路のT4パイプラインを救うために、Isisの自爆攻撃者に反撃することを兵士に教えていた。Isisを“黙示録的(この夜の終わりの)”集団と公然と非難したアメリカ人は、シリア軍はIsisと戦わないとせせら笑って言った。だが、Khadour将軍と部下たちはアメリカ人がミサイルを発射する前にIsisに勇敢に立ち向かっていた。そして、怖ろしい敵に直面した時に兵士が重要性を解せる唯一の教訓、こわがらないということを学んだ。

Khadour将軍は彼の敗北を認めたが山脈の入り組んだ洞窟群での攻撃でIsisが退却したとき女性の服をあとに残したことを彼の兵士がどんな状態で見つけたか内心の戦慄と共に詳しく述べた。合点がいかないと私は言った。「私もまた合点がいかなかった」と将軍は答えた。「次に、おそらくイラクでIsisが誘拐したヤジディ教徒(クルド系少数宗派)の性奴隷の女性のものだと我々は合点がいった。」

そのあと、ロシアのIsisへの大規模な空爆に支援されるシリア軍がパルミアにまた流れ込んで都市を奪還した、そして私は、Khadour将軍が本部に変えた13世紀のマルムーク王朝(トルコ系イスラム王朝)の城と山脈間のコンクリート小屋で再び将軍に会った。絶えず続く迫撃砲攻撃の下をくぐって彼は兵士らをパルミアに導いた。見たところではよく踏み固められたぬかるみの道路の下にIsisがまんまと敷設した地雷を踏んで兵士の多くが死んだ。たとえ将軍がその時コンクリート小屋で毎晩耐えた猛烈な痛みのサソリにもっと大騒ぎしたといえども、Khadour将軍は地雷の破片でみずから負傷した。

彼はまたメディアに憤った。「戦闘後、我々がパルミアに現れるテレビの連中を迎えると記者がその時にいたふりができるようにジャーナリストが我々に戦闘を計画的に再現させるよう求めた!」と彼は言って、悲しげに頭を振った。彼らは西側のテレビ放送関係者ではなかったと彼は付け加えた。戦争がさらに進むと彼は言った、砂漠で行われているはるかに多くの戦闘があった。私たちは裂けたカモフラージュの仕切りのそばで砂漠の暑さのなか作業班として参加する彼を写真に撮った。彼はおもしろがっている、あるいは疲れている顔をしている、砂漠について多くを学んだ男に見えた。彼が生存するのは、ほぼきっかり1年だった。

Isisはパルミアに戻り、数カ月後にもう一度追い出された、優勢な戦いがIsisをユーフラテス川に向かって後退させ始めた。私は再びKhadour将軍と話したいと思った。彼はその時、アル・アラーク周辺の丘でパルミラの東について優勢を争っていた。私が彼に会いたがっていると伝えるために、彼が一時休暇でいたラタキアの自宅に友人が電話した(彼のほとんどの部下はスンニ派イスラム教徒だったが彼はアラウィー派だった)。その時、彼が生きながらえるのに、かろうじて2日あった。

Khadour将軍の上官が私を将軍が殺された丘に連れていった。これは彼の談話である:「我々はアル・アラークの隊を組織している丘で彼に会った。彼は我々が止まった道路に向かって歩いた、Isisが我々めがけて迫撃砲を発射していてそれが我々の近くに着弾した。彼らは誰に向かって撃っているか承知していた。我々はFouad(将軍)に計画を伝えた。我々が車輌に戻ったとき、Fouadはさよならを言う事態になった。我々が走り去った直後、戦車の砲弾が彼のそばで破裂した。我々は手に命中したと聞いた。彼らが彼を病院に連れて行くと、彼は「ちょうど手だ」とずっと言い続けてまったくクリアーな頭だった。だが、それから、爆弾の破片が身体に入り、肺に穴を開けて空気漏れしていることがわかった。その場で彼は衰え、呼吸がぐらつきだして一時間後に死んだ。彼はヒーローで、非常に勇敢な男だった。」

政権の敵はアサドの軍隊をまったくののしってこれを否定するが、ロシア、アメリカ、フランス、そして無数の西側諸国が最大の敵と名指しで非難したのと同一のきわめて残忍なカルト(崇拝者の集まり)と戦って、Fouad Khadour将軍が死んだことは事実だ。それほど多くのIsisの武器が西側に源を発したことは(生存するKhadour将軍と亡くなったKhadour将軍の双方がこれについて私に話した)この記事に残酷な皮肉を提供する。Fouad Khadour将軍めがけて発射した戦車は、戦争初期に攻め落とされたシリアの装甲車両だったかもしれない、または2014年にモスルで Isisによって強奪されて他の多くのアメリカの戦車のようにシリアに追い込まれたアメリカのエイブラハム戦車だったかもしれない。

だが、Fouad Khadour将軍の死は他のことを提示した。ここで、現在およそ7万4,000人の兵士を失ったかもしれない軍の中でさらに別の上官が消えた。いや実のところ、死者の多くは将校(士官)でもある、というのもシリアの現場司令官は最前線で生きながらえることを求められるからだ。2週間前アレッポで停戦が守られなかった間に別の上官が殺害された。よく熟考した後、個人的に知っている戦争で死んだ人々(大部分が兵士)200人について思い起こすことができると言ったシリアの大佐を私は今月アレッポで見つけた、そのひとりは彼の叔父であった。この戦争に“勝った”とすれば、そしてそれほど多くの外国の権力がかかわる時にそのような純然たる勝利が可能であるとすれば、この軍の生存者とその家族は彼らの犠牲に一目置かれることを当然のこととして期待する、いやそれどころか、報われる。

このように、シリア軍の重要性が日ごとに増す。それはもはや29年間レバノンで朽ち果てた腐敗した兵力ではない、またわが軍の兵士の離脱のまっ最中に他の何よりも先に反乱に直面した経験を積んでいない兵力でない。それは現在、はるかに少ないプロの兵士を受け入れる、中東で最も鍛えられたアラブ軍、イラク軍より以上のものだ。

そしてそれはシリアを再建しなければならないシリア軍だ。Fouad Khadour 将軍と彼の死は、シリアの過去に加えてこのように将来の一部なのだ。

http://www.independent.co.uk/voices/syrian-army-war-palmyra-homs-general-fouad-death-isis-front-line-a7862636.html