ヘイト・ラリー
12日、シャーロッツヴィルでデビッド・デュークがヘイト・ラリー(憎悪集会)がどんなふうに“ドナルド・トランプの約束を履行するか”について語った。
KKKの元最高幹部デビッド・デュークは、この集会は「我々が国を取り戻す転換点。トランプの約束を果たすための集会。トランプに投票した意味」だと説明した。
◇トランプ米大統領は記者団との会見で事態を注視していると述べ、「憎悪と偏見、暴力を示す悪質な行為」を強く非難した。
シャーロッツビルは民主党支持者が多数を占める街。南北戦争で南軍を指揮した将軍の像を撤去する計画が極右団体や白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン(KKK)」の激しい反発を招き、かねてから全米各地の活動家が抗議デモに集まっていた。
https://www.cnn.co.jp/usa/35105684-2.html
◇米南部バージニア州シャーロッツビルで12日、白人至上主義者らによる集会の参加者とこれに反対する人々が激しく衝突し、その際、人だかりに車が突入して1人が死亡、19人が負傷した。
目撃者によると、車は反対派の人々に向かって突入した。警察によると、車が交差点に突入してきた時に道路を横断していた32歳の女性が死亡した。また、オハイオ州出身のジェームズ・アレックス・フィールズ・ジュニア(20歳)が殺人、傷害、ひき逃げの罪で逮捕、起訴された。
ドナルド・トランプ米大統領はツイッターで「今日亡くなったバージニア州警察職員(上空を飛んでいた警察ヘリが墜落、2人死亡)の家族と同僚に深い哀悼の意」を表した。
右派系デモ「ユナイト・ザ・ライト・ラリー」の参加者と、それに反対する人々が集まり、すぐ騒動に発展したという。現場にいたAFPの記者によると、デモ開始予定時刻の正午(日本時間13日午前1時)の前から、デモ参加者らは殴り合ったり、瓶を投げたりしていた。民兵の制服を着ている人たちもいた。
現場にはすぐに救急車が到着した。目撃者の男性はAFPに対し、突っ込んだ車は濃い色のセダンで「すごい速さで向かって来てスピードバンプ(スピード防止の段差)を飛び越え、バックして再び人々をはねた」と話し、車の突入は「故意によるもの」だと語った。
■トランプ氏、白人至上主義グループについての質問に答えず
ニュージャージー州ベッドミンスターの自身が所有するゴルフリゾートで休暇を過ごしているトランプ大統領は事件を受け、「各方面に存在する憎悪、偏狭な信念、暴力」を非難し、「憎悪と分断は終わらせなければならない。今すぐに終わらせなければならない」と述べた。
しかしトランプ氏は白人のナショナリストや白人至上主義者を批判するには至らず、これらのグループについての見解を大声で問いただす報道陣からの質問を無視した。これらのグループは昨年の大統領選でトランプ氏を支持していた。
事件前日の11日夜にはバージニア大学のキャンパスで極右の数百人がたいまつを持ってデモ行進し、反対派との間で騒動が起きていた。
事件に先立ちバージニア州のテリー・マコーリフ知事は、デモのために集まった人々が憎悪や偏狭な信念、暴力をまき散らしているとして非常事態を宣言していた。
マコーリフ知事は非常事態宣言の声明で、「さらなる力を借りなければ公衆の安全を守れないことが明白になった。主に州外からバージニアに集まったデモ参加者たちが州民、そしてその資産を脅かしている」と述べた。
非常事態宣言を受けて当局は会場の公園にいた人を排除したため、12日に予定されていたデモは正式には行われなかったが、正午までに1人が逮捕されていた。(8月13日 AFP)
http://www.afpbb.com/articles/-/3139027?pid=0&page=2
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