見つけた 犬としあわせ

こころがどきどきするもの見つけたとき、それを作品にしたり、思わずなにかの形にして人に伝えたくなります。 見つけたとき感じたしあわせ感覚がひとしずくでも誰かに伝わったら、ダブルでハッピーです。

2017/10/14

エミネム The Storm

トランプのツイート:
「私の悪口をいうエミネムの曲を私は途中でやめにしようとしている。
だれでもそれはすばらしいとなるだろう。君たちはとてもハッピーになる!
(“I’m about to drop my Eminem diss track. Everyone’s going to love it. You’re going to be very happy!”)」

10月10日深夜に放送された米ブラック・エンターテインメント・テレビジョン(BET)主催の「BETヒップホップアワード」でラッパーのエミネムがトランプ大統領を人種差別主義者で無謀な指導者と痛烈に批判するライムをビデオで披露した。

事前に録画された「The Storm」というフリースタイルでエミネムはトランプ大統領の無謀ぶりを「核による大惨事を引き起こすかもしれないカミカゼ」と呼び、「人種差別しか取り柄がない」とけなす。さらに「彼がNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を攻撃するとき、オレたちはプエルトリコやネバダの銃規制について話をする代わりにそれに集中させる」などと4分以上にわたり大統領を非難した。

最後にエミネムは、「オレのファンで彼を支持している人へ。オレは砂に境界線を引く。支持するかしないかどっちだ?どちらの側に立つか選べない?なら、手伝ってやるよ。ファックユー!」と挑発、「残りの国民は起ち上がれ」と呼びかけた。

トランプ大統領を批判するパワフルで激しいメッセージは、多くの人々から支援されると同時に、エミネム・ファンでもトランプを支持する人々からは憤りの声が上がった。ビルボード誌によると、公開された火曜夜から翌日の午後までに議論の的となったこの「The Storm」について210万回以上がツイートされたとのことだ。

http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/56297/2
https://www.barks.jp/news/?id=1000147772

2017/10/12

日本が反対した国連決議

△バンクシーのツイートより
banksy @therealbanksy 05 October 2017

「犬はあなたが金持ちか貧乏かどうか気にしない。
犬にわかっているのはあなたが大好きだってことだけ。」
◇アメリカが同性愛者の死刑を非難する国連決議に反対票を投じてイラクやサウジアラビアの仲間に加わる
アメリカは歴史に残る票決に反対する国連人権理事会の13カ国のひとつ
インディペンデント紙  3 October 2017

アメリカは同性愛行為を死刑の対象にすることを非難する国連決議に反対票を投じたわずか13カ国のうちのひとつ。非難決議は可決されたがアメリカは動きに反対することで中国、イラク、サウジアラビアのような国の仲間に加わった。

人権理事会決議は「たとえば、背教、神への不敬(ばちあたりの行為)、姦通、合意の上の同性関係といった特定の意味を持つ行いの形態への制裁として死刑を不当に要求すること」を非難した。

人権理事会決議は「精神または知的障害を有する人、犯罪を犯した時点の年齢が18歳以下の人や妊婦」に対して処刑の使用の自由を攻撃した。

また、それは「不倫に対する死刑の適用が不釣り合いに女性に押しつけられることに重大な懸念」も表明している。

死刑は必ずしも“人権侵害”ではないしまた拷問の形態ではなくて、“場合によっては”死刑へ導くことができると申し立てるロシアによって進められる失敗した2つの改正案をアメリカは支持した。

そしてサウジアラビアによって進められる「自国の法律や罰則を創り出すすべての国の権利」を申し立てる“主権修正条項”に対して棄権した。

死刑を再び導入するトルコの考えに対してボリス・ジョンソンはEUに寛大になるよう説得する

国際レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランス、インターセックス協会(ILGA)は「そのインパクトを弱める」試みと改正案に汚名を着せた。

アメリカの反対にもかかわらず、ジュネーブでの賛否を示す票決は人権理事会のメンバー国47カ国のうち27カ国の賛成で可決した。

現在、イラン、サウジアラビア、スーダン、イエメン、ナイジェリア、ソマリアの6カ国で死刑が同姓関係の人々に行使される。イラクとシリアのISISに占拠される領域を入れるなら、この数は8カ国に増える。

他に建前上これを可能にする国が5カ国あるが、実際には現時点では行使されない。

ILGAの常務理事、Renato Sabbadiniは次のように言った。「単に誰を愛しているかのためにだれかが処刑される場合がある状態で生きている何億もの人がいると考えることがとても不当です。これらの恐ろしい法律は終わらせなければならないというほかないことを国際社会が公然と強調したこれは記念の瞬間です。」

アメリカ国務省スポークスマンのHeather Nauertはインディペンデント紙に伝えた:「この問題に関する新聞記事の見出し、報道、プレスリリースは人を誤解させます。ジュネーブの我々の人権理事会代表が金曜に言ったようにアメリカ合衆国はこの決議に反対票を投じなければならないことに失望します。アメリカがするように死刑を合法的に適用し続ける状態の立場をよりよく反映するバランスのとれた包括的な決議を私たちは期待しました。」

「あらゆる情況において死刑を非難して廃止を要求する決議のアプローチに対するよりおおまかな懸念のためにアメリカ合衆国はこの決議に反対票を投じました。」
「アメリカ合衆国は、たとえば同性愛、神への不敬(冒涜)、姦通、背教といった行為に対する死刑の適用を疑う余地なく非難します。そのような行為を私たちは犯罪行為にふさわしいとはみなしませんし、確かに国際法の立場から死刑が合法的に有効な犯罪ではありません。」

決議に反対する13カ国は、ボツワナ、ブルンジ、エジプト、エチオピア、バングラデシュ、中国、インド、イラク、日本、カタール、サウジアラビア、アメリカ、アラブ首長国連邦。

投票は、ベルギー、ベニン、コスタリカ、フランス、メキシコ、モルドヴァ、モンゴル、スイスの8カ国によって提出され、イギリス、コンゴ、キルギスタン、ボリビアを含める世界中の国々によって支持される。

http://www.independent.co.uk/news/world/americas/us-gay-sex-death-penalty-un-same-sex-relations-human-rights-council-saudi-arabia-iraq-nikki-haley-a7980981.html

2017/10/06

カナダに入国できないマニング

◇反逆罪を引き合いに出す政府のせいでチェルシー・マニングがカナダへの入国を断られる
The Intercept_ September 26 2017

アメリカ陸軍の内部告発者(情報分析官)チェルシー・マニングがカナダへの入国を断られた。

マニングがツイッターに掲示した手紙のなかでカナダ政府は彼女に入国から除外されると告げた。手紙は、「カナダ以外で有罪の判決を受けているため由々しき犯罪の理由でマニングは受け入れがたい」と申し立てる。

さらに手紙の下で、「カナダで罪を犯したとすればこの罪は正式起訴で訴追される犯罪に匹敵する、すなわちカナダの犯罪コード第46節(2)(B) によって述べられ、カナダの犯罪コード第47節(2)(C)によって罰すべき反逆罪、それにはたぶん最高14年の禁固刑が科される」と書いている。

マニングは何十万もの軍事上、外交上の文書をウィキリークスに送信したあと、2010年に逮捕された。彼女の暴露はニューヨークタイムズ紙や他の多くの発表の場(販路)による一連のすっぱ抜きの先駆けとなった。特にアフガニスタンで劇的に高い一般市民の死者の数やアメリカが支援するイラク軍による虐待、誰がグアンタナモベイで拘束されているかについての情報をすっぱ抜いた。

2013年、マニングは軍事法廷によって6件のスパイ行為の訴因で有罪の判決を受けたが、アメリカの軍事法廷で反逆罪に匹敵する“敵を手助けする”という罪から放免された。オバマ大統領は1月政権を辞する前に彼女の刑を減刑した。

カナダ大使館は説明を得るまでに至ることができなかった。

コロンビア・ロースクールのKnight First Amendment Instituteの一員として言論の自由を求めるカナダ人弁護士ジャミール・ジャファーはこの決定に失望すると言った。

「見てわかるとおり、チェルシー・マニングはカナダの安全に少しの脅威ももたらしません。そしてアメリカ人のようにカナダ人が彼女を討論や論争に参加させることから得をするのは明瞭ではないですか?」

https://theintercept.com/2017/09/25/chelsea-manning-denied-entry-to-canada-whose-government-cites-treason-law/

2017/10/04

真実は不都合 阻止すべき敵

◇権力を恐れずに真実を話すこと
ワシントンポスト紙 September 26, 2017

エミー賞授賞式(9月17日)でのホワイトハウス前報道官ショーン・スパイサーの短い出演はアメリカ合衆国では権力を得ている人たちが国民を欺くのと引き換えに遺憾ながらあまりにもめったに深刻な結果に直面しなさすぎることを見苦しく思い出させるものだった。スパイサーは短いホワイトハウス在任期間中に彼がついたウソをたいしたことはないように見せるために全米にテレビで放送されるハリウッド最大の夕べで演壇を与えられた。一方、この国である種の真実を話すことで、特に彼らが権力に異議を申し立てるときに、たいていどれほど刑を持って懲らしめられるかの戒めに私たちは遭遇し続ける。

今月、大学の名声のある政治学協会(IOP:Institute of Politics)が客員研究員としてつとめるため告発者チェルシー・マニングを招いた、そしてそのあと招待を取り消したとき、ハーバードは論争を誘発した。2010年、当時、陸軍兵士だったマニングはイラクとアフガニスタンでの不正を暴露した秘密文書という発見物をリークした。「マニング文書で明らかになる重要なすっぱ抜きは… 挙げるにはあまりにも多くのものからなりすぎる」と報道機関自由財団(Freesom of the Press Foundation)専務取締役トレヴァー・ティムは書く。「しかし、その文書には政府が公然と認めたよりもはるかに多くの人々をアメリカ合衆国がイラクで殺害したという事実、イラク兵士を拷問して苦しめたことに米兵が気づかぬふりをしたという事実、米兵による一般市民の殺害をアメリカ合衆国が隠蔽したという事実が含まれる。」

マニングはスパイ行為制定法(Espionage Act)に違反した罪でほぼ7年刑期をつとめた、そして拷問に関する(報告書を提出する)国連特別報告者が“残酷で非人間的で面目を失わせる”と呼んだ長い期間の独房監禁を耐えた。バラク・オバマ大統領が彼女の刑を減刑したあと、5月に解放された。それからずっとマニングはトランスジェンダーの権利を求めるすぐれた活動家になっている、そして政治学協会(IOP)は研究員として彼女の選択を発表する声明で彼女が「軍隊でLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークイア)であることの問題」を持ち出すバランスの取れた見方を特にほめそやした。しかしながら2日後、マニングの招きを取り消して、超党派の国家安全保障主流派からの反動に屈した。

勇敢な行動主義を沈黙させる類似した試みは、現在、別のアメリカの大きな協会、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)で長々と繰り出されている。新たに始まるフットボールシーズンに3週間、サンフランシスコ49ersの前クォターバック、コリン・キャパニックはまだNFLの名簿にポジションを見つけられないでいる。昨年、キャパニックは警察の残虐行為と人種的な不当行為への抗議として国歌にはひざまずくことを始めた。彼の行動は国中の市民権活動家から賞賛を得る、それ以上にあらゆるレベルで仲間のアスリーツによる同様の抗議のきっかけになる。だが、今週アラバマの集会で彼を「クソ野郎(son of a bitch)」と呼んだトランプ大統領を含め、右派勢力の多くを激怒させもして、オフシーズンの間、チームに雇われなかった。

キャパニックの追放は功績に基づくとの主張にもかかわらず、ESPNの記者、Bill Barnwellは最近、統計を吟味して、「2016年にキャパニックがしたようにプレイするクォーターバックは吸収合併後の現代NFLにはただの一人もいなかった」と結論を下した。ネーション誌のスポーツ欄の編集主任Dave Zirinが書いたように、「まったく明快で見てわかるとおり、私たちが経験するのはコリン・キャパニックを失業状態にさせておくためにNFLのオーナーが共謀する状況です。」

実にみごとにマニングとキャパニックはおどされるのを断った。ハーバードが彼女を招くのを取り消したあと、マニングは「これは軍・警察・諜報機関国家であるように見えるものです… 思い知らせる、思い知らせないことをthe @ciaが決定します。」とツイートした。キャパニックは彼の財政的貢献が現在100万ドルに近づくことで、社会正義の大義(運動)に時間と金を寄付し続ける。団結を示すことで、NFL選手協会(組合)がシーズンの最初の週のあいだ、最優秀選手としてキャパニックに名誉を与え、彼の「寄付と草の根の援助活動を通してサービスが行き届いていないコミュニティに法的(公的)な権限を与えることへの肩入れ」を賞賛した。そしてトランプのコメントに答えて、リーグ中の何十人もの追加の選手が日曜にひざまずいた。(彼らに味方して、多くのチーム・オーナーが抗議する彼らの選手の権利を公然と支持した。)

さらに、ハーバードはマニングへのオファーが誤りだったと決めたとはいえ、リポーターを力ずくでつかまえてウソをついたトランプ前選挙戦マネージャーのCorey Lewandowskiは客員研究員としてつとめ続ける。ショーン・スパイサーもまた続ける。マニングへの招待を取り消すとのハーバードの決定はCIA元副長官マイケル・モレルの有名な辞任によって動かされた。マイケル・モレルは“拡張尋問テクニック”が役に立つというよりはむしろ害になった圧倒的証拠を拒絶するのに、CIA捜査官は拷問に関与しなかったと主張した。そしてインターセプト共同創始者のグレン・グリーンウォルドが指摘するように、国をだましてイラク戦争をさせた元ジョージ・W・ブッシュ政府当局者の仲間は、現在、中枢のメディア販路や大学機関で割の良い仕事(役職)を享有する。(元CIAのマイケル・モレルが抗議の意味でハーバード大を辞任、またCIA長官マイク・ポンペオが同大学での講演をキャンセルするなどの圧力があった。)

これらの時代によく見られたように予想外にこの真実と権力間の常道を踏み外した力は不穏によく見かける。それどころか、マニングとキャパニックは現行の大統領執務室の占有者となにも関係がないから彼らの見せしめは特に目立っている。それよりも彼らは、真実を不都合(迷惑な事柄)またはさらに悪いことに阻止すべき敵とみなして処理するアメリカ最強の機関の一部に起因する腐敗行為(汚職)の正常化の結果である。

https://www.washingtonpost.com/opinions/fearlessly-speaking-truth-to-power/2017/09/26/32e18b1e-a22f-11e7-b14f-f41773cd5a14_story.html?utm_term=.dbb6f10e438d

△9月18日 AFP:米ロサンゼルスで17日行われた第69回エミー賞の授賞式に7月に辞任したショーン・スパイサー前米大統領報道官がサプライズ登場し、報道官時代に物議を醸した発言をもじったコメントを披露してかつての仇敵といえるコメディアンらをはじめ聴衆を大いに沸かせた。
コメディアンのスティーブン・コルベア氏が政治色の濃いオープニングトークを展開する中、授賞式のガラ・イベントをテレビで見ている人は何人いるだろうかと問い掛けた次の瞬間、ホワイトハウスの記者会見で使われるものをまねた演台と共にスパイサー氏が舞台に登場。「今回のエミー賞の聴衆は過去最大になるだろう。以上。会場でも、世界中でもだ」と述べた。
これは、スパイサー氏が大統領報道官に就任した直後、ドナルド・トランプ大統領の就任式の人出について行った発言をもじったものだ。就任式の聴衆が少なかったことはテレビの映像や写真などからも明らかだったが、トランプ氏はメディアが実際より少なく見せたなどと批判。これを受け、定例会見でトランプ氏を擁護したスパイサー氏は「今回の大統領就任式の聴衆は過去最大だった。以上。会場でも、世界中でもだ」と述べ、米国民を絶句させた。
この発言はテレビで格好のネタにされ、コメディー番組ではスパイサー氏の物まねが定番の笑いとなった。

「サタデー・ナイト・ライブ」は今回のエミー賞でコメディーシリーズ部門作品賞を受賞。マッカーシーさんは「動揺したスパイサー氏」の物まねで「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」を受賞した。
また同番組からは、ヒラリー・クリントン元国務長官に扮したケイト・マッキノンさんがコメディーシリーズ部門の助演女優賞を、トランプ氏に扮したアレック・ボールドウィンさんが同部門の助演男優賞を受賞した。